防水工事の集客方法や広告施策を紹介!戦略あるマーケティングで差別化を図ろう
最終更新日:2021年03月05日
防水工事の市場状況について
防水工事の市場が今後どのようになっていくのかと不安になっている方もいるのではないでしょうか。住宅リフォーム全体で考えて市場規模の推移を見ると、今後減少するという可能性は低いです。
矢野経済研究所が国土交通省や総務省のデータをもとに予測した数値として、下記があります。
- 2018年 6.2兆円
- 2019年(予測) 6.5兆円
- 2020年(予測) 6.4兆円
- 2025年(予測) 6.9兆円
(参考:「株式会社矢野経済研究所」https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2177)
今後も防水工事を含め住宅のリフォームにかける市場というのは拡大していくと予想されているのです。
季節需要にも対応をする集客・広告体制を整える
拡大していくリフォームの市場規模に備えて、今後客数を増やすために季節の需要に対応できる集客準備を整えておくべきです。
防水工事の集客が狙える時期
また、防水工事の見積もり依頼を検討するのが多くなる時期とはいつなのでしょうか。2019年の台風の時期と「雨漏り」と検索されるGoogleトレンドを照らし合わせると、台風のタイミングに合わせて、検索人気度が跳ね上がっているのが分かります。また、月間降雨量と「雨漏り」と検索されるGoogleトレンドを照らし合わせて相関性を算出してみたところ、雨漏り関係のキーワードは下記のような結果でした。
- 台風の時期:検索相関係数が約0.607→若干高い
- 月間降雨量:検索相関係数が約0.797→かなり高い
このように、降雨量や台風が多い時期には雨漏れに関する情報を調べるユーザーが多く、防水工事業者にとってはチャンスの時期といえます。
今後の日本は大雨が増加傾向にある
また環境省が観測しているデータによると年間降水量が少ない年と多い年の差が大きくなり、短時間で強い雨が降るケースが増加傾向にあることがわかっています。
(参考:「環境省」http://www.env.go.jp/earth/ondanka/pamph_tekiou/2012/tekiou2012_ch2.pdf)
豪雨の発生が多くなる可能性が高いのであれば、天候に合わせたマーケティング戦略をして需要があるときに検索から集客できる体制を整えておくべきです。しかし防水工事業者としての業務をこなしながら天候に合うマーケティング戦略の策定~広告施策の実行を進めるのは難しいのが実情ではないでしょうか。
日頃から集客を安定させる体制を整えておけば、いざ需要があるときはもちろん、閑散期も安心して集客をすることができます。
防水工事業者で差別化の要となる「USP」が集客・広告成功を左右する
多くある防水工事業者のなかから自社を選んでもらうためには、バリュープロポジションとUSPが大きなポイントとなります。
バリュープロポジションとは
顧客に提供できるサービスのなかで他社にはない価値をバリュープロポジションといいます。防水工事業者であれば例としては下記のような点が挙げられるでしょう。
- 基本的には連絡をもらったその日のうちに見積もりができる
- 保証年数が15年と長い設定をしている
この他にも住宅からオフィスまで幅広く対応していることや顧客のリピーター率が高いなど、他の防水工事業者と比較して特化している内容で、客のニーズに応えるものであれば何でも構いません。
このように、他社にも負けないようなバリュープロポジションを見つけることができれば、あとは集客の施策でどのように打ち出していくかという次のステップにつながりやすくなります。
USPとは
バリュープロポジションは他社にはない自社独特の強みのことを指す言葉ですが、特徴、強み、メリットをキャッチフレーズのようにまとめたものが「USP」です。「Unique Selling Proposition」を短縮した、マーケティングで使われる言葉です。
上で挙げたバリュープロポジションをUSPにしてみるとこうなります。
「最短当日見積もり!15年の保証年数で家族が安心して暮らせる住宅に」
最短で当日中に見積もりに来てもらえるという特徴がわかり、15年の保証という強みがあるため家族が雨漏りを心配せずに暮らせるメリットも顧客に伝わります。
- 自社が他には負けない特徴を把握しているか
- ホームページを見た見込み顧客に伝えられているか
これらを振り返ると、自社が勝てるバリュープロポジションを探す際には、差別化できるポイントでなければいけません。そのためには競合他社も含めたマーケティングが必要です。例えば料金が安い設定だと思っていた場合でも、他の業者の料金を確認してみたところ平均価格より高かった場合には強みとは言えません。実績や営業年数、防水工事の品質等、ユーザーが求めるニーズを比較軸に、他社のサービスと自社を比較して特徴を抽出をしましょう。
防水工事業者ならエリア内の集客・広告戦略が”超”重要
防水工事のように周辺業者に依頼するのが一般的な業種については、エリアマーケティングも必要不可欠です。エリアマーケティングとは特定の地域に限っておこなうマーケティングです。通販や宅配などでサービスを提供するのではない防水工事は、求めているユーザーも地域を限定して業者を検索するのは珍しくありません。
全国的なマーケティングのみではなく地域を限定して調査することで、バリュープロポジションが見つかることもあります。全国的に見て平均よりも高い費用の設定だと思っていた場合でも、周辺地域に限定すると相場は高く費用が周辺には負けられない価格であるかもしれません。
防水工事業者が頭に入れておきたいWebエリアマーケティング広告手法
一般にインターネットが普及している現代では、お客に宣伝するにはWebでの発信が重要です。特に他社がまだやっていない施策を積極的に取り入れることで、集客の際に他社の参入を防ぐことで差をつけられます。
地域を限定した広告ではアナログな集客も重要ではありますが、Webと組み合わせることを考えなければいけません。
アナログの広告を見るユーザーが下記のようにチェックすることも多いです。
- フリーペーパー広告にあるQRコードからスマホで公式サイトをチェック
- ポスティングのチラシを見てインターネットで口コミを確認
- 展示会で知った複数の業者をインターネットで比較
広告はあくまで知るとっかかりであり、詳しいことはインターネットで調べる時代では、アナログの集客方法であっても最終的にはWebで顧客に訴求をすることが大切です。
防水工事の集客・広告宣伝にはGoogleMapやマイビジネスも効果的
GoogleMapを活用した宣伝方法もWebのエリアマーケティングのひとつです。Googleマイビジネスというサービスに登録すれば、GoogleMapにて住所や電話番号、会社の情報などが表示されます。公式Webサイトへの誘導や最寄り駅からのルートなどもチェックできるサービスです。
検索順位を上げる対策とSEOを呼ぶのは聞いたことがある方もいるでしょう。似ている言葉として、総合的な検索ではなくマップサービス内にて順位を高めることをMEOといいます。MEO対策をすればマップ内にて防水工事業者を探しているユーザーにアプローチできるのです。
ホームページへのSEO対策は地域を限定
過去にSEO対策したけれど上位に上げられなかったという経験をした方もいるかもしれません。しかし「防水工事」というだけのキーワードであれば上位に上がるのはなかなか難しくても、検索地域を加えたキーワードならユーザーを獲得しやすくなります。
例えば東京内の防水工事会社は下記のように限定することもできるでしょう。
- 市区町村単位で防水工事会社を探しているユーザー
- 東京で補助金を受けられる防水工事がないかを調べているユーザー
地域のなかでも、より狭くしぼったり他のワードを組み合わせたりするSEO対策する戦略があるのです。
ポータルサイトへの登録
ポータルサイトを活用することもWeb戦略のひとつです。ポータルサイトとは複数のサイトリンクや情報コンテンツが含まれているひとつのサイトのことを指します。
防水工事業者が登録できる一例として、下記のサイトがあります。
業種特化型
- 防水工事セレクトナビ:全国の防水工事会社(http://bosui.jp/)
- リフォームの窓口:全国のリフォーム会社(http://reform-madoguchi.net/)
地域限定系
- ビジネスモールうらそえ:沖縄県浦添市の企業(http://yuinomachi.jp/)
- ちょうふどっとこむ:調布市の企業(https://chofu.com/)
こうしたポータルサイトから企業を探すユーザーは、他の防止工事会社がなければ必然的に登録された企業を検討します。全国や工事会社など幅広い括りのサイトであっても地域を限定して検索する機能があるため、地域内でのアピールになります。
地域の中小企業を応援することが目的で無料で登録できるサイトもあります。できるだけ多くに登録しておくことで、さまざまなユーザーの目にとまるチャンスが増えます。
しかし、競合他社も同様に容易に掲載をすることが出来るため、あくまでも自社露出度を上げるだけの施策として捉え、クロージングという意味合いでは別のマーケティング施策を打つ方がベターです。
ポジショニングメディアによる顧客から選ばれる戦略
ポジショニングメディア事例 詳細はお問い合わせください
ポジショニングメディアと呼ばれるサイトを使うことも効果的な戦略です。ポータルサイトのように、ただ複数の防水工事会社を並べるのではありません。
検索ユーザーが持つニーズと自社のバリュープロポジション、つまり得意とする部分をマッチさせることができ、売上に繋がる反響を獲得することができます。
また、商圏対象内で検索上位にすることが出来れば、この地域内で防水工事が得意な業者としてブランディングをすることが出来ます。その為、ポジショニングメディアからの集客はもちろん、他広告施策でもこのメディアのブランディング効果によって、相乗効果を生むことができます。
ポジショニングメディアを導入した防水工事業者の集客事例
しかし、メディア制作の際には弊社のバリュープロポジションをしっかり分析して頂き、我々でも分からなかったこのエリアでお客さんに見せるべき強みを見出してもらえました。
SEO対策のおかげで、対策すべきキーワードへ上位表示をしてもらえ、多い時では月間約20件以上成約。
チラシ以外でここまで具体的に反響が来るとは思ってもいませんでした。
防水工事の集客方法まとめ
地域に限定したエリアマーケティング戦略をWebで進めていくのであれば、サービスエリア内の他社情報を分析し、自社の特徴に合わせた広告戦略をしていくことがもっとも効果的です。Zenkenでは依頼をいただいた企業のバリュープロポジションを発見し、「ユーザーから選ばれ続ける」Webコンサルティングの実績が7000案件以上あります。特に、
- 成約に近い商圏内で検討しているユーザーから選ばれるための戦略が欲しい
- 競合他社よりも地域の中で選ばれる企業を目指している
という方はお気軽にご相談下さい。無料で対象地域の市場調査、その資料を元に、専門コンサルが最適なWebマーケティング戦略をご案内させて頂きます。
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