クリニックにおけるホームページ集客のコツや方法を解説

クリニックにおけるホームページ集客のコツや方法を解説
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インターネットが広く普及している現在、クリニック探しはWebサイトを経由して行われるのが当たり前となっています。そのため、クリニックの経営を軌道に乗せたいなら、ホームページからの集客が欠かせません。今回はクリニックにおけるホームページ集客のコツや注意点、オススメの方法について解説していきます。

クリニックのホームページ集客には3C分析が必要

ホームページ集客に取り組む場合、まずは情報収集から始めるべきです。自院の現状はもちろん、他院やユーザーの動向を把握しなければ、適切な集客戦略を立てることはできません。

クリニックのホームページ集客では、下記の3要素の頭文字から名付けられた「3C分析」が重要になってきます。

    • Customer(顧客・市場)
      ⇒患者の特徴・ニーズ/市場の規模・推移
    • Company(自社)
      自院の現状・評価・リソース・強み
    • Competitor(競合)
      ⇒他院の現状・規模・評価・強み

この3C分析に基づいて、クリニック側でも情報収集を行うことが大切です。

ユーザーの情報

クリニックのホームページ集客は、Web上で情報を集めようとするユーザーがいて初めて成立します。ユーザーは将来的に来院してくれるかもしれない「見込み患者」なので、まずはそのユーザーに関する情報を集めることが大切です。

統計情報やアンケート結果をもとに、年齢・性別・居住地・職業・症状などを調べれば、ユーザーの特徴・ニーズを把握できます。これにより自院周辺にはどのようなユーザーが存在するのか、クリニックに何を望んでいるのかといったことが見えてくるのです。

自院の商圏

商圏とは、わかりやすく言えば「クリニックが集客できる範囲」です。基本的にユーザーは身近なクリニックから探し始めるので、行動範囲も必然的に定まっています。自院の商圏はユーザーの情報からある程度わかりますが、専用の分析ツールを使えば正確に割り出すことが可能です。

自院の商圏となるエリアを絞り込めば、見込み患者の数はもちろん、競合する他院の数も把握できるため、より精度の高いアプローチへとつながります。

自院の強み

ホームページ集客を成功させたいなら、自院の強みを訴求することが大切です。得意ジャンル・保有資格・実績・治療法など、クリニックとしてアピールできるポイントを洗い出し、それをホームページに掲載することが重要になってきます。

自院の強みがユーザーに伝われば、興味を持ってもらえるのはもちろん、他院との差別化を図ることもできるため、自院を選んでもらえる可能性が高まります。

また、ユーザーの来院履歴や口コミを調べれば、自院が選ばれる理由もわかってくるので、どのような点が強みになっているのか把握することが可能です。

競合する他院の情報

自院と競合関係にある他院を調べることも、ホームページ集客に欠かせません。ジャンル・規模・所在地・強みなど、競合の情報を1件ずつ徹底的に調べ上げて、競合状況を把握する必要があります。

特に競合と商圏が被っている場合、エリア内で患者の取り合いになったり、価格競争に陥ったりする可能性があるため、差別化を図ることが大切です。競合の情報を調べれば、自院と比較検討できるようになるので、差別化のポイントも見出しやすくなります。

自院が勝てる市場をチェックしよう

3C分析で情報を一通り集めたら、次は自院が勝てる市場をチェックする必要があります。ライバルが少ない市場や、見込み患者の数が多い市場で勝負をかければ、効率的に集客することが可能です。

ホームページ集客の場合、下記の3点を意識しながら自院と他院を比較することが重要になってきます。勝てる市場を見極めたら、競合を上回る形で広告費を投下し、積極的にアプローチしましょう。

ホームページの検索順位

クリニックのホームページに訪れるユーザーは、基本的にGoogleやYahoo!といった検索エンジンから流入してきます。検索結果にはSEOの順位が設定されているため、関連キーワードで自院と競合のホームページが何位なのか、それぞれ把握することが大切です。

さらに、固有名詞だけではなく「地域名+クリニック」とエリア単位で検索されるケースも多いので、地域名も含めてSEO対策のキーワードを検討する必要があります。また、ユーザーの検索エリアによって検索結果は変わるため、自宅以外からの通院も見据えて対策したいところです。

検索順位が低いとアクセスされる可能性も減るため、ホームページの集客効果は下がってしまいます。特に検索結果の2ページ目以降に表示される場合、集客ツールとしてほとんど機能しなくなるので、最低でも1ページ目には表示させることが絶対条件です。

尚、SEO対策には高度な知識が求められるため、自院で取り組むより専門業者に任せることを推奨します。

リスティング広告の掲載

リスティング広告とは、キーワードの内容に応じて検索結果画面に表示される「検索連動型広告」です。表示位置が検索結果とは別枠なので、検索順位に関わらずホームページへの流入を狙うことができます。そのため、競合がリスティング広告を出しているかどうかも要チェックです。

リスティング広告にも掲載順位が設定されており、上位の広告ほど優先的に表示される仕組みになっています。掲載順位は「広告ランク」によって決まりますが、ランク変動に大きく関連している要素が入札単価(広告費)です。

競合がリスティング広告を出している場合、それを上回る入札単価を設定しなければならないため、広告費も高騰しやすくなります。一方、競合がリスティング広告を出していない場合、流入経路を広げるチャンスなので、いち早く掲載したいところです。

いずれにせよ、リスティング広告は常に運用コストがかかってきます。集客効果が低いと感じたら、掲載を中止するのも一考です。

ポータルサイトへの掲載

クリニックの集客では、業界別のポータルサイトがよく使われています。提携クリニックに関する情報に加えて、各院ホームページへのリンクも設置されているため、情報収集を行うユーザーにとって非常に便利です。

もし競合がポータルサイトを利用していない場合、検索順位が高いポータルサイトに情報を掲載してみましょう。ホームページへの流入経路が広がるのはもちろん、より多くのユーザーにアプローチできるため、自院の認知度アップにもつながります。

ただし、ポータルサイト掲載も一定のコストがかかってくるため、無理のない範囲で運用することが大切です。

ホームページ集客ではポジショニングメディアを活用しよう

広告費が限られていたり、強力な競合がいたりする場合、ユーザー(見込み患者)に向けて「ポジショニングメディア」から情報発信することをオススメします。

ポジショニングメディアとは、特定の地域やジャンルに特化した複合型ポジショニングメディアです。ポータルサイトと似ていますが、自院の強みが伝わりやすい導線設計になっているので、自院独自の立ち位置を確立する「ポジショニング」ができます。

ポジショニングが成功すれば、競合と明確に差別化できるため、ホームページへの流入増加を狙えるのはもちろん、来院や問い合わせにつながる可能性も高まります。

ポジショニングメディアによる集客事例

人口透析市場の集客事例

ポジショニングメディア導入前はリスティング広告にひたすら資金を突っ込んでいましたが、思う様に集患できず、赤字経営が続いておりました。
しかし、導入後には新規の患者様が月間2名ずつ増え始め、ガラガラ状態だったのが満員に。今ではさばききれないので他院を紹介している状態です。
1人患者様が増えれば数十万円売り上がり、リピート率はほぼ100%で転院もほぼしないため、売上が右肩上がりで上がってます。

整形外科の集客事例

ポジショニングメディアを導入する前はインターネット集客に力を入れておらず、口コミで月に5件程度新患が取れていました。しかし、導入後には手術件数が4倍になり、明らかにポジショニングメディアの露出度が増えるたびに問合せ件数が増えています。
担当の方からは口酸っぱく患者様の比較検討の土台にしっかり乗り選ばれる戦略を取ることが大事だと言われ続けておりましたが、この成果を見て我々もマーケティング戦略をしっかり持っていなければならないなと思わされました。

クリニックのホームページ集客ならZenkenにお任せ!

クリニックのホームページ集客では、自院と競合の関係性を見直した上で、マーケティング戦略を仕掛ける必要があります。競合に真っ向勝負を挑むのではなく、自院独自のポジションを確立して勝てる市場で戦うことが大切です。

Zenkenでは、7000案件以上のWebコンサルティングに携わってきた経験を活かし、業界事情やトレンドに応じた集客方法を提案しています。地域で選ばれるクリニックを目指しているなら、ぜひ一度ご相談ください。
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