ガテン系特化の求人広告媒体まとめ!効率的に人材を確保するには?
最終更新日:2024年01月26日
建設や土木など肉体労働が主の業界で人材を確保したいとき、誰もが知る大手求人サイトの広告を出す企業がほとんどでしょう。効率良く人材を集めたいのであれば、求職者がピンポイントで職種を探せるガテン系に特化した求人広告媒体の活用がおすすめです。
この記事では、ガテン系に特化したおすすめの求人広告媒体や、メリットやデメリットなどについて解説します。
さらに求人募集を行っても中々人が集まらない企業様のために「採用ポジショニングメディア」についてもあわせて紹介しています。
「採用ホームページや求人サイトを始めたが思うように成果が出ていない」「既存の施策だけでは母集団形成に限界がある」といった、採用の課題をお持ちの企業様はぜひチェックしてみてください!
ガテン系に特化した求人広告媒体5選
ガテン系に特化した求人広告媒体を5つご紹介します。特徴や料金についてご紹介しているので、求人広告の出稿を検討している際に参考にしてください。
GATEN職
GATEN職は株式会社アール・エムが運営する求人広告媒体です。
GATEN職の特徴
GATEN職では、北海道から沖縄まで全国のガテン系求人を取り扱っています。土木・建築、電気工事、運送・運輸、農業・畜産・林業など幅広い業種の求人広告が掲載されており、とくに土木工事や建築工事、とび・土工工事の求人広告が多いです。
一般的な求人サイトでよくある会員登録は不要で、求人広告内のフォームからすぐに応募ができるという特徴があります。登録の煩わしさがない点が求職者から人気です。
個人や一人親方で仕事を探している人向けには会員登録があり、資格やスキルなどの情報を掲載できるようになっています。企業側はその情報を見たうえで、個人・一人親方にスカウトのメッセージを送ることが可能です。
GATEN職の登録・広告掲載料金
サービスに申し込むとお客様専用管理画面を利用できるようになります。管理画面から社名や給与、応募条件などの設問に回答するだけで求人用ページを簡単に作成できます。写真やイラスト、動画の掲載も可能です。そして、利用期間中はいつでも編集できます。
GATEN職の料金は、年間契約A・年間契約B・半年契約・月極契約の4プランから選択可能です。年間契約Aは支払い方法が銀行振込となり、自動更新がありません。それ以外はクレジットカードでの支払いとなり、自動更新のあるプランとなります。
【年間契約A】
- 契約料金:277,200 円(税込)
- 最低利用期間:12ヶ月
【年間契約B】
- 契約料金:264,000 円(税込)
- 最低利用期間:12ヶ月
【半年契約】
- 契約料金:165,000 円(税込)
- 最低利用期間:6ヶ月
【月極契約】
- 契約料金:33,000 円(税込)
- 最低利用期間:1ヶ月(毎月26日以降の申し込みは、2ヶ月契約)
タウンワーク社員ガテンページ
タウンワーク社員ガテンページとは、株式会社リクルートが発行する求人情報誌に掲載されるガテン系求人の特集ページのことです。
タウンワーク社員ガテンページの特徴
タウンワーク社員は、社員を募集する求人広告を掲載している無料の求人情報誌です。パートやアルバイト、派遣社員といった雇用形態の求人は掲載されておらず、また読者のほとんどが社員を志望しています。そのため、正社員の確保を狙う企業に最適な求人広告媒体です。
発行会社のリクルートは、以前「ガテン」という有料情報誌を発行していました。しかし、2009年に休刊となったため、現在はタンワーク社員内に特集ページを設けてガテン系求人を掲載しています。
なお、タウンワーク社員も2020年1月に休刊となりました。今後は通常版に社員募集ページが常設されるので、ガテン系の求人もそちらに掲載されるようになります。
タウンワーク社員ガテンページの登録・広告掲載料金
タウンワークの求人広告に掲載料金はエリアや掲載フォーマット、掲載期間に応じて異なってきます。また、日本最大級の求人情報誌ではありますが、一部エリアでは発行されていません。その場合は、オンライン版に掲載しましょう。
【エリア別掲載料金目安(1週間)】
・東京、千葉、神奈川
掲載料金:19,000円~(税抜)
・埼玉、群馬、茨城、栃木
掲載料金:15,500円~(税抜)
・大阪、兵庫、京都府、愛知、岐阜、三重、滋賀、奈良
掲載料金:18,000円~(税抜)
・福岡、北海道、静岡、宮城、新潟、石川、福井、富山、岡山、広島、香川、熊本、大分、佐賀、鹿児島、宮崎、長崎
掲載料金:10,000円~(税抜)
掲載料金がやや複雑なので、タウンワークの営業担当者とよく相談して最適なサービス・原稿内容を提案してもらいましょう。相談・打ち合わせには料金はかかりません。また、必要に応じてオンラインと併用するのもおすすめです。
スミナビ
スミナビはフレクシブ株式会社が運営する求人広告媒体です。
スミナビの特徴
スミナビの特徴は寮や社宅を完備しており、住み込みで仕事ができる企業の求人広告に特化しているところです。そのため、地元以外の場所で働きたい人をターゲットに求人募集が可能となり、人材獲得の幅を広げられます。
こちらのサイトでは幅広い職種の求人が掲載されているので、ガテン専門というわけではありません。しかし、ガテン系の特設サイトを用意しているので、ピンポイントで仕事を探している人が使いやすい仕様となっています。寮や社宅があるガテン系の企業はぜひ求人広告の掲載を考えてみてください。
スミナビの登録・広告掲載料金
求人掲載の申し込みと審査が終わると、管理画面用のアカウントが発行されます。そのあと、管理ページから求人原稿の作成が可能となります。そして、求人原稿の審査後に求人広告の掲載が始まり、50件まで掲載可能です。
スミナビは会員費用や初期費用、月額費用、求人原稿掲載などは無料で、電話またはWebから求人応募が来たときに課金が発生する仕組みとなっています。
【電話応募の場合】
- 60秒以上の通話:無料
- 60秒以上の電話:4,400円/件(税不明)
【Web応募の場合】
- Web履歴書の閲覧:無料
- 連絡先を開示する場合:4,400円/件(税不明)
1課金の単価は業界最安値クラスとなっています。採用活動に関する課金もないので、低コストで求人を募集したいときに最適です。人員の充足が完了すると任意のタイミングで掲載を停止でき、必要になったときに停止している原稿の再掲載も可能となっています。
パワーワーク
パワーワークは、株式会社WINNERSが運営するガテン系専門の求人広告媒体です。
パワーワークの特徴
パワーワークの掲載求人は建設業が90%以上を占めています。そのため、閲覧者も建設業を志望する人が中心です。建設業以外では運送や警備、資源循環業などの求人が掲載されています。
閲覧者の年齢層は25~44歳が中心なので、若手や中堅の人材を確保したい企業に最適です。運営会社のWINNERSは建設業特化の求人情報誌を10年にわたり発行しているので、ノウハウを多く持ち、77.8%という高い応募成功率であることも魅力です。
また、パワーワークはアグリゲート型サイトを採用しています。パワーワークに掲載するだけで、検索エンジンに最大5箇所同時掲載される仕組みとなっているので、求職者に求人広告を目にしてもらえる機会が多いところがメリットです。
パワーワークの登録・広告掲載料金
パワーワークでは求人情報誌と求人サイトの同時掲載が可能です。また、掲載する求人広告の原稿は、コンサルタントと相談して作成できます。料金は以下のとおりです。
- 掲載相談:無料
- 原稿・デザイン修正:無料(修正内容によっては有料)
- 掲載料金:要問い合わせ
- 採用成功報酬:不要
ジョブケン
ジョブケンは株式会社メディオテックが運営する求人広告媒体です。
ジョブケンの特徴
ジョブケンは建築業や建設業を中心に求人広告を掲載しています。運営会社はもともと工事会社を営んでおり、その経験を活かして人材不足が続く建設業界の助けとなるために求人広告媒体の運営を開始したという背景があります。
こちらの求人広告サイトの特徴は、キャリアコンサルタントが求職者の就職サポートをしていることです。コンサルタントが自社の希望にある人材を見つけ出し、マッチングしてくれるので効率良く人材の確保できます。また、企業側からスカウトする機能もあります。
ジョブケンの登録・広告掲載料金
ジョブケンは完全成功報酬型となっています。そのため、採用活動が成功するまで費用は一切かからず、安心して求人広告を掲載できます。
- 登録料金:無料
- 掲載料金:無料
- 採用成功の報酬:採用者の年収による(エージェントサービスを利用する場合は、職種・年齢に応じて20~35%)
新しい手法:独自メディアという選択肢
人材の確保は求人広告の出稿が一般的ですが、独自メディアから募集する方法も1つの選択肢となります。既存メディアを利用するデメリットや独自メディアを活用するメリットについてご紹介します。
既存メディアを利用するデメリット
既存メディアを利用した求人募集のデメリットは、優先的な訴求にならないことです。広告費を支払って求人媒体に掲載しますが、競合も同じように費用を支払って掲載しているので、優先的なアプローチにはつながりにくい傾向があります。
とくに建築・土木・設備関係のガテン系は、業界全体で人手不足が起きている現状です。競合他社と横並びで訴求を行ったところで、大きな効果につながらない可能性があります。
独自メディアは自社の強みを存分に出せる
独自メディアは自社の強みを浸透させることが可能な媒体です。そのため、独自メディアで求人を掲載することは、自社の強みを前面に押し出してアプローチできます。既存メディアのデメリットを解消でき、人材を集客しやすいところがメリットです。
自社と親和性の高い求職者を獲得するならポジショニングメディア
「独自メディア」でまず思い浮かぶのは「自社の採用サイト」、という方もが多いではないでしょうか。エントリーを獲得するうえで、自社の採用サイトももちろん重要ですがおそらくそれだけでは人材を確保することは難しいでしょう。
なぜなら、ほとんどのユーザーは自社のサイトを一通り見たあとに、「他の会社は?」と競合のサイトも見ていくためです。そもそも自社の採用サイトも、競合も一緒に掲載されているポータルサイト経由で見つけるユーザーが多いでしょう。そのような流れでは、どうしても競合他社との比較対象となってしまいます。
しかしポジショニングメディアなら、競合と差別化を図りながら、自社と相性の良いユーザーだけを集客することは可能です。
ポジショニングメディアは、自社「大勢ある中の選択肢の1つ」ではなく、特定の人に対して「No.1の選択肢」として認知してもらうためのWebメディアです。「土木 求人」というような広い検索キーワードではなく、ユーザーのニーズが垣間見えるものをもとに設計されています(たとえば「土木 やる気」)。自社で集めたい人材を明確にした上で、そのようなユーザーのニーズに沿って、メディアの中で仕事の選び方などを客観的に解説していきます。
「土木の仕事にこのようなところにモチベーションを感じる人なら自社」と位置づけを行うことで、競合との差別化と差別化を図りながら集客することができます。そのような流れで獲得したユーザーは自社を選ぶ理由が分かった上でエントリーするため、採用率・定着率が高い傾向にあります。
ポジショニングメディア立ち上げの流れや導入事例を見たい方には、下記のページにて参考資料を用意しております。興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
ガテン系の求人広告媒体はメリット・デメリットで比較
今回はガテン系の特化した求人広告媒体をご紹介しました。特化型の求人広告媒体や人材が多く集まる求人広告媒体はたくさんありますが、メリットとデメリットの両方があります。求人広告を出稿する前にきちんと比較しておくことが大事です。
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