投資信託に適した広告手法は?事例やマーケティング戦略のポイントも紹介
最終更新日:2021年09月04日
この記事では投資信託市場で使える広告手法やマーケティングの考え方、気をつけたい広告表現について紹介をしています。
また、商談化率8割超や受注単価2.5倍の高品質なリードを獲得を実現したWebメディア施策についても後述しているので、ぜひ参考にしてみてください。
投資信託のマーケティング戦略の変化
近年では、投資信託業界のマーケティング戦略に変化があります。大きな変化の流れを2つ紹介します。
直接販売に注目が集まる
注目を集めているマーケティング手法が直接販売です。販売手数料を販売会社に支払う必要がないため、投資信託を安く顧客に提供できるメリットがあります。
販売会社を通さず消費者に直接アプローチすることで、顧客の考えや行動を詳しく調査できる点も、直接販売のメリットです。調査結果を元にすれば、新たな商品開発のアイデアも生み出せます。
投資信託についての知識がない若い世代に購入者を広げるには、投資信託がどんな商品なのか、丁寧に情報を伝えていく必要があります。そのための手段としても、直接販売は注目されているのです。
デジタルマーケティングへのシフト
投資信託のマーケティングは、デジタルマーケティングに大きくシフトしてきています。実際に投資信託のネット販売は、急速に拡大しています。
新型コロナウィルスの影響により、対面での営業が難しくなったことで、投資信託販売のオンライン化が一気に進みました。今後の投資信託のマーケティング戦略には、デジタルマーケティングを取り入れることが欠かせません。
投資信託の直接販売で使えるマーケティング広告手法
投資信託の直接販売で使えるマーケティング手法を5つ紹介します。自社に取り入れられるものがないか、検討してみてください。
SNS
TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSは、投資信託のマーケティングに利用できます。SNSの利用者は若者が多いため、若者にアプローチしたい場合には特に有効です。
まずはお金に関する「ちょっと気になるな」と思わせる内容をSNSに投稿してみましょう。SNS上でシェアされれば、情報を一気に拡散させることも狙えます。
SNSの投稿で興味を持った人は、自社サイトなどに誘導しましょう。そこで投資信託に関する詳しい情報を伝え、理解を深めてもらうことで、直接販売につなげられます。
オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社で運営するブログなどのメディアのことです。たとえば投資に関する情報を幅広く発信するメディアを運営することで、投資に興味がある人を集められます。
メディアの中で自社の投資信託を自然な形で紹介することで、読者に自社商品に興味を持ってもらえます。たとえば「国内株式を中心とした投資信託のおおすすめ5選」という記事の中で、自社の投資信託を紹介すると良いでしょう。
メディアでの情報提供を通じて読者の信頼を得ておけば、投資信託の販売もスムーズに進められます。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、ブロガーなどに投資信託の販売を代行してもらう手法です。販売が成功した場合の報酬を設定して、商品を販売してくれる人を集めます。
ブロガーは報酬を目当てに自分のブログなどで商品を販売するため、自社で集客に力を入れる必要がありません。成果に応じて報酬を支払うので、販売がうまくいかなければ費用を負担する必要がない点がメリットです。
アフィリエイト広告では、商品を販売してくれる人をたくさん集めることになり、一人ひとりと直接契約をするのは手間がかかります。そのため直接契約するのではなく、アフィリエイトの業者に仲介してもらうことが一般的です。
ポジショニングメディア
ポジショニングメディアとは、投資信託先で悩むユーザーに向けて基本的な情報や選び方を伝え、自分に合った投資信託先を選ぶことができるメディア施策です。
掲載側も自社商材に適したユーザーのみを集客することができるため、品質の高いユーザーを集客することができます。
ポータルサイトやアフィリエイトサイトと違う点は、競合他社ではなくなぜ自社商材が適しているのかを伝えるべきユーザーに伝えることができる点です。
ユーザーはその投資信託先を選んだ方が得だと理解して、反響に至るため、高い商談化率や受注単価まで実現できるリードを獲得できるのです。
詳しくはこちらよりご覧ください。
ポジショニングメディア
について詳しく
オンライン広告と組み合わせる
オンライン広告と店舗での販売を組み合わせることで、効果的なマーケティングができます。特にシニア層は店舗への信頼が大きい場合が多いので、店舗に来てもらえれば、投資信託の販売につなげやすいです。
オンライン広告では、インターネット上で投資信託を購入してもらうことを目指すのではなく、最寄りの店舗で相談してみることを促すと良いでしょう。オンライン広告で興味を持ってもらい、店舗で販売する、と役割分担をすることで、直接販売が成功しやすくなります。
投資信託のマーケティングの成功事例
投資信託のマーケティングの成功事例を2つ紹介します。
セゾン投信:SNS×動画マーケティング
セゾン投信は投資信託の直接販売で成功しています。SNS広告と動画マーケティングをうまく組み合わせることで、新規顧客を獲得しました。
セゾン投信は、結婚や出産、育児といったライフイベントがある20代後半〜30代の女性をターゲットにして、ターゲットに興味を持ってもらえる動画を作成しました。そのうえでSNS広告で動画を広めることで、投資信託の販売につなげたのです。
この事例からは「どんな人に投資信託を買ってもらいたいのか」を明確にすることの重要性がわかります。
楽天投信:Web広告
楽天投信は、Web広告を活用することで投資信託の販売を成功させています。自社の投資信託を販売する証券会社に広告で集客し、証券会社で自社の商品を選んでもらうことに力を入れたのです。
楽天投信はWeb広告によって見込み客のメールアドレスを獲得したうえで、メールで楽天投信の良さをアピールしました。「メールアドレスの登録数」というわかりやすい指標ができたことで、広告成果を評価しやすくなった点がポイントです。
Web広告を利用する際には、楽天投信の事例を参考にすると良いでしょう。
投資信託の広告ルールに注意
投資信託の広告を出す際には、広告ルールに注意しましょう。金融商品の広告には「金融商品取引法」や「不当景品類及び不当表示防止法」などの規制が適用されるからです。
動画などの広告用コンテンツの作成を外注する際には、自社だけでなく、外注先にも注意を促す必要があります。特に気をつけたい注意点を2つ紹介します。
決められた表示事項を正確に表示
投資信託の広告には、規制で決められた表示事項を正確に表示しましょう。表示事項とは、たとえば金融取引業者の商号や名称、登録番号などです。
手数料や保証金など、顧客の判断に影響を及ぼす重要な情報も忘れずに記載しましょう。価格の変動などにより損失が生じる可能性があることも、明示する必要があります。
誇大広告の禁止
金融商品においては誇大広告は禁止されています。顧客に誤解をされないように、細心の注意を払いましょう。
たとえば「確実にお金が増える」といった表現は、客観的で明確な根拠がない限り、誇大広告となります。どのような表現であれば使用して良いのか判断できない場合は、広告ノウハウを持つ広告代理店などに相談しましょう。
投資信託のマーケティング広告はターゲットに合わせた手法を
投資信託のマーケティング戦略や、広告手法について紹介しました。他社の事例も参考にしつつ、自社やターゲットに合った手法を活用して、マーケティングを成功させましょう。
キャククルを運営するZenkenでは、120業種以上のWebマーケティング支援ノウハウを持ち、選ばれるべきユーザーに選んでもらうためのマーケティング戦略を得意としております。何よりも成約に結びつかなければその広告は意味がないと考えております。
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