クリニックで行うブランディング!その必要性・メリットとは?
公開日:2021年07月16日
クリニックにブランディングが必要である理由
企業のイメージをアップさせるために欠かせない「ブランディング」。ブランディングがきちんとできていると、競合他社と差別化でき集客を増やすことができます。これはクリニックでも同様です。
特に地域密着型のクリニックはブランディングによって集患に繋げられるでしょう。ここではクリニックのブランディングが必要な理由について解説します。
差別化ができていないと選ばれなくなる
ブランディングはイメージアップに繋がり競合他社と差別化できるようになります。きちんと差別化ができているクリニックは集患が多く、毎日のように患者さんが来院します。
また話題性もあるので、WebサイトやSNSなどでも評判を得ています。要するに「選ばれるクリニック」なのです。
もちろんブランディングができているからと言って必ずしも評判の高いクリニックとは限りませんが、知名度や認知度があるということはそれだけ多くの人に知られているということなのでイメージアップは確実でしょう。
クリニックのイメージアップ
ブランディングで一番得られることは「イメージアップ」です。クリニックがもっとも重視していること・他のクリニックとは違うところをアプローチできれば、イメージはぐんと変わります。
「クリニックなんてどこも同じ」と思っている人も「ここのクリニックは他とは違ってサービスが良い」と好感を持ってくれるようになるでしょう。もちろんブランディングの方法にもよりますが、明らかに患者さんからの印象が変わるのは確かです。
患者数の減少
昨今は新型コロナウィルスの影響で、受診控えばかりが増える一方で患者の数は減少傾向にあります。これはクリニックにとって厳しい状況です。
それを避けるためにもブランディングを高め、競合他社と差別化を図る必要があり、保健との連携や地域密着型の医療サービスなどに力を入れていくことが求められています。
クリニックがブランディングするメリット
クリニックに限らず企業にとってブランディングは欠かせません。ではクリニックがブランディングを行うと、どんなメリットが得られるのでしょうか。イメージアップや集患に繋がることはわかりましたが、他にも得られることを解説します。
集患と再来院に繋がる
新型コロナウィルスで患者数が減っている時代だからこそ、しっかりブランディングを行い、集患と再来院に繋げる必要があります。
ブランディングをするとクリニックの良し悪しが明確になり、どんな特徴があるのかもわかるようになって利用してみたい患者さんが増えます。「名前は知っているけれど…」という方にも十分にアプローチでき、来院に繋げられるでしょう。
効果的な対策と理想のクリニックへの一歩となる
クリニックの特徴が明確になっていないと、患者さんは「本当に安心して利用できるのか」不安になります。しかしブランディングがきちんとできていると特徴が明確になるので、患者さんも安心して利用できます。
またクリニックが求めている集患が見込めるようにもなり、「何がダメ」で「何を重視するべき」なのかきちんと対策できるようになるでしょう。そして理想のクリニックへの一歩を踏み出すことができます。
スタッフに誇りと愛着がわく
ブランディングはクリニックの良さをアピールできるだけでなく、働いているスタッフにも良い影響を与えます。ブランドを掲げて働いているという自覚が芽生えますし、誇りも持つようになり仕事に対するモチベーションも上がります。
また求人を出したときも「ここのクリニックは評判が良い」と目に留まりやすいので、募集もすぐに埋まったり離職率も下げることができるでしょう。
クリニックがブランディングする際に大切なポイント
ブランディングの方法は企業によって異なります。クリニックの場合はどのように行えば良いのでしょうか。ブランディングをするうえで大切なポイントを解説します。
地域に根差し連携すること
現在クリニックをはじめ、病院などの医療業界は地域に根差した運営が求められています。そのためブランディングをする際は、地域連携を意識して活動していく必要があります。
たとえば講演会や勉強会などです。地域の方も参加できるようにすることで、クリニックの評判が良ければイメージアップに繋がります。
おすすめの活動
- 講演会
- 勉強会
- 広報誌
- パンフレットの作成
- 医療機関同士のサポート
地域住民に向けた広報誌やパンフレットも集患向上になります。ただし院外でパンフレットを作成する場合は医療法上の広告に当たるため、作成の際には注意が必要です。もちろん地域と医療機関同士がサポートし合うことも大切でしょう。
クリニックのブランド化
院外パンフレットは内容が制限されているため、十分なブランディングができません。情報が不十分だと集患には繋がりにくいですから、どのように認知されると集患できるのか明確にブランド化する必要があります。
もちろん理想化しすぎるのはNGです。あくまで実態は残し、そのなかで理想を設定します。ブランディングも過剰すぎると信頼を失うので気をつけてください。
また提供できる医療サービスを幅広い層にわかりやすく伝えることも大切です。クリニックのブランディングは大規模展開するものではありません。そこを意識してブランド化しましょう。
患者様に安心感を持ってもらえることは最重要
クリニックを選ぶときに難しく考える方はほとんどいません。利用しやすい・安心できる・信頼性などを重視して選ぶ方が多いので、わかりやすいブランディングが安心感の源になるでしょう。
たとえば「スタッフの対応が良かった」「アットホームで居心地が良かった」「初診でも丁寧に対応してくれた」「診療時間が長い」などが挙げられます。患者さんの気持ちに寄り添って提供していくことを想像すれば、どんなことに安心感を持ってもらえかわかるはずです。
クリニックにおけるブランディングの手法
クリニックにおけるブランディング手法について解説します。何から始めたら良いか困っている方は参考にしてみてください。
患者目線で考えたマーケティング
クリニックでは、患者さんの気持ちを優先してマーケティングを行います。そのためには患者さんの気持ちを想像するとわかりやすいでしょう。設備が整っている・スタッフの対応が良い・医療技術が発達していることはもちろんですが、「ここでしかできないこと」を明確にすることも欠かせません。
自分のクリニックを利用してほしいのであれば、そこのクリニックでしかできない独自の強みを考え、それが患者さんにとって必要になるのかも想像しましょう。ありとあらゆる角度からクリニックの強みを考えることで集患に繋がるようになります。
マーケティングのポイント
- クリニックの専門性
- 医師の経歴や活動
- サービスの質
クリニック理念の明確化
患者さんがどんなことをクリニックに求めているのか、イメージを明確化します。たとえば「思いやり」「親身」「信用・信頼」「先端技術」「最上級」「地域密着」などが挙げられます。
もちろん理念を大きくしすぎる必要はありません。あくまで従来のクリニックのイメージからワンランク上のイメージにするだけでかまいません。
いかにクリニックの特色を出し、それを実践し継続できるからポイントです。そのためにはクリニックの理念もそうですがイメージやキーワードなども明確にしておくと良いでしょう。
イメージ
優しい・清潔感がある・安心安全・愛着が湧きやすい・きれい・明るい・快適 など
キーワード
アットホーム・ホスピタリティ・クオリティ・ヘルシー・ケア・エコ など
来院動機と満足度に繋がる高いデザイン性
患者さんはクリニックの雰囲気も重視しています。近年はWebサイトがあるクリニックも増えていますが、サイトが見やすく清潔感があると「利用してみたい」「安心感」などに繋がります。要するに来院動機を満たしてあげるデザイン性がポイントになります。
デザインと聞いてもピンとこない方もいると思いますが、たとえば次の通りです。
- 患者さんに合わせたネーミング
- 患者さんが安心するカラーコーディネート
- 訴求効果のあるマークやロゴ
- 印象に残りやすい建物やファサードデザイン
- 院内のインテリアに清潔感がある
- キャッチコピーのセンス
コミュニケーションは必須
クリニックで一番大切なのは、信頼のおける高い技術力と努力ですが、多様化する現代に合わせて変化し向上していくこともまた、とても大切なことです。
さらにスタッフとの連携や、スタッフが安心して働けるようにモチベーションを高めることも必要不可欠。そのためにはコミュニケーションも重要になります。
医師・看護師・スタッフのコミュニケーションがきちんとできていないと、医療ミスを引き起こしかねません。さらにクリニックのイメージダウンにも繋がり離職率も増えますから、安定したクリニックにするためにもコミュニケーションは欠かせないと言えるでしょう。
ポジショニングメディアを活用
ポジショニングメディア事例 詳細はお問い合わせください
インターネットを使った広告方法は多岐にわたりますが、その中でもブランディング効果に繋がりやすいのはポジショニングメディアです。ポジショニングメディアとは、クリニックの特徴をわかりやすく詳しくまとめ、競合との差別化を図る専用のWebサイトです。
優劣をつけることなく市場をあくまで俯瞰的に捉え、自院との親和性が高い(見込み)患者を集めるという、「効率」を重視した集患戦略です。
クリニックこそどんどんブランディングしよう
安定したクリニック経営をしていくうえで欠かせない「差別化」。クリニックも地域によっていろんな特徴があり、どこを選んだら良いか悩んでいる患者さんも少なくありません。またインターネットが普及したことで、ひと昔前よりも簡単に情報収集できる時代になりました。
しっかりブランディングできていれば競合と差別化が図れますし、他のクリニックと比較しやすくなりイメージアップにも繋がります。もちろん集患も増やせるようになるでしょう。
そのためには「自院の強みに合わせたブランディング」が必要になります。120以上の業界での集客実績があるキャククル運営元のZenkenは、最適なクリニックのブランディング戦略を提案いたします。集患が伸び悩んでいるという方は、ぜひ一度ご相談ください。