集客の種をつくる行政書士の営業活動のポイント
最終更新日:2020年01月29日
行政書士は足を使った営業活動は必要?
インターネット社会の今日、ネット集客が盛んなので、足を使った営業活動は必要ないのでは考える人もいます。リアル(対面する)営業では、自分の人となりを見せることができます。
安くない費用を払うのであれば、やはり信頼できる行政書士に依頼したいと考えるもの。対面することで伝わる雰囲気が、依頼につながることもあります。
行政書士が飛び込み営業した場合、すぐにお客様になってもらえることはほぼありません。ただ、営業先で自分をアピールして覚えてもらえば、困ったときにあの時の先生にお願いしようと思い出してもらえます。つまり見込み顧客となってくれるのです。
なお、行政書士の足を使った営業活動は、自分の魅力を営業先に知ってもらうことを第一目的として気張らずに考えましょう。開業の挨拶や得意とする仕事をアピールするなど、この段階では依頼してもらうことは考えず、チラシ・パンフレット・名刺を配り、顔と名前を覚えてもらってください。
行政書士の営業力を強めるための重要な2つの営業ツール
名刺
行政書士が足を使った営業を行う際に、必要不可欠な営業ツールといえるのが名刺。
訴求力をアップさせるために、得意分野を明確に打ち出すといいでしょう。事務所に来てもらうようにするため、地図を掲載することや、顔を覚えてもらうために顔写真を入れるという対策もおすすめです。
ホームページ
ホームページは重要な営業ツールで、多くの行政書士事務所があたりまえに持っています。ホームページを開設する場合には、ちょっと考えて欲しいことがあります。
それは、
- 人柄が伝えられるように日記形式のコンテンツを盛り込むこと
- 情報提供に特化したサイトを用意してそこからホームページに誘導すること
です。
ホームページは営業活動によって見込み顧客になった方が検索してたどり着く場所。ここで最後のひと押しをして、依頼を勝ち取りましょう。
書籍
書籍を出版している人は、「特定の分野に精通している人」「信頼できる人」とイメージされることが多く、見込み客から信頼を得られやすくなります。費用のこともあって、書籍を出版することは難しいですが、その分、競合と差をつけやすく狙い目といえるかもしれません。
ダイレクトメール
ダイレクトメールは、それほどお金がかけずに楽に営業できます。やみくもにダイレクトメールを送ったら、読まれないまま捨てられることが多いです。効率よく営業するためには、ターゲットを選定することが大切。今まで培ってきた人脈、相談会の参加者、HP閲覧者などの、レスポンス率が高そうな人にダイレクトメールを送るといいでしょう。
セミナーや勉強会も行政書士の営業活動の一つ
セミナーや勉強会を行うと、参加者に自分の人柄や専門知識の豊富さを知ってもらえ、仕事の依頼につながることがあり、営業方法の一つだといえます。
行政書士が行うことが多いセミナーや勉強会は、「相続や遺言などの民事業務」や「法人設立業務」に関するものです。セミナーや勉強会後に、個別相談会を行うと信頼を勝ち取りやすくなり、業務依頼につながる確率がアップしますよ。
はじめから、行政書士事務所の営業のために、セミナーや勉強会をするのは難しいかもしれません。まずは、参加者の話しを聞く時間が多い勉強会の受付や進行をして、場慣れするのがいいかもしれません。
セミナーや勉強会を行う場合に必要な集客方法と会場選びについて考える
そもそも、セミナーや勉強会に人がこないと話しは始まりません。共催にするというのもありです。はじめてセミナーや勉強会を行う場合には、人が集まらないので参加者は5~6人を目安に考えるのがいいでしょう。参加者を集める方法としては、
- ポスティング
- 新聞折り込み
- 自治会の看板への掲示
全国区が対象なら上記に加えて、
- ブログやメルマガ
- SNS
- メルマガ
などがあるでしょう。
会場は、参加者数と会場費用を考えて、赤字にならないようなところを選ぶ必要があります。また、参加者の利便性を考えて駅から近いか、プロジェクターやマイクなどの設備が揃っているか、まわりががやがやとうるさくないか、などが確認ポイントです。
異業種交流会に参加すれば人脈づくりも可能?営業方法になりえる?
異業種交流会は、人脈や営業先などのビジネス上プラスになるものを探して参加するものです。お友達をつくりに来ているわけではないので、ビジネス上のメリットを感じられない人は話しかけてもらえない、または、話を聞いてもらえないことが多々あります。
異業種交流会での行政書士の営業は、有効ではありますが、その効果を最大にするためには自分とつながりがあれば、ビジネス上のメリットがあることをアピールする必要があるのです。
ビジネス上のメリットを感じてもらうためには根拠が必要になり、それはまさに実績。そのため、まずは実績をつくってから、異業種交流会に参加するのが営業活動としてはベターでしょう。
行政書士事務所経営の営業方法に困ったら
行政書士が営業したあと、営業先の人はあなたの名前で検索することがありますが、その際に事務所のホームページを上位表示させる対策をしたり、依頼につながるようなコンテンツを用意したりすることが、依頼を受けるために必要です。
依頼がしやすいことやコミュニケーションが取りやすいこともあり、地域名や依頼内容などのキーワードでインターネット検索する人が多いです。SEO対策をすれば、キーワードでネット検索してくるユーザーにアプローチすることができます。
Web集客を含めてのマーケティング戦略について、よく分からないという方もいるでしょう。そんなときは、ぜひプロに相談してください。ネット集客に関する確かな知識に基づいて、お悩みを解決します。