ドトールのプロモーション戦略を徹底調査！
最終更新日：2022年01月18日
ドトールのプロモーション戦略のポイント
「がんばる人の、がんばらない時間。」をキャッチコピーとしているドトール。低価格商品の充実や店頭看板・スタッフによる広告活動など、他のカフェとは少し異なる視点からプロモーション戦略を立てています。
結果としてプロモーションが成功をおさめ、今ではカフェ業界の中でも確固たる地位を築いています。
本記事ではドトールが行うプロモーション戦略の詳細を紹介しています。プロモーション戦略のやり方を知りたい、ドトールを参考に戦略を立てたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。
店頭看板やスタッフによる広告活動
ドトールは知名度が高い一方、テレビCMではあまり見かけることがありません。実際にドトールはテレビCMを行っておらず、その代わりに店頭の看板・店員の声掛けを中心としてターゲットに対して広告活動をしています。
ドトールのプロモーションの目的は、そもそも来店数を増やすことではなく、来店してくれるお客様に対して以下にほかの商品を買ってもらうか、が基本となっていることから、広告活動は店頭看板・スタッフによる声掛けで行われているのです。
まさにドトールならではの広告活動・プロモーション戦略のポイントであるといえるでしょう。
競合店との棲み分け
ドトール以外にも、国内では多くのカフェがひしめき合っています。中でも、スターバックスが出現・シェア拡大は、カフェ業界に非常に大きなインパクトを与えたのは記憶に新しいところです。
ドトールはスターバックスよりも先に店舗展開をしていたものの、とても大きな影響を受けました。
そこでドトールが行ったのは、競合店との棲み分けです。ドトールは、安い価格・早い提供スピードを強みとして、ちょっと時間をつぶすための空間、というポジショニングを確立しました。
朝の出勤前、ランチの後の休憩というようなニーズをキャッチすることに成功したのです。
また店舗はほとんど駅前に構えており、中にはガソリンスタンドに併設されている店舗もあります。車を運転してきて少し疲れたドライバー、仕事帰りの社会人などをターゲットとできる場所を中心に出店をしています。
そのプロモーション戦略は成功をおさめ、なんと2019年に実施されている顧客満足度指数は、スターバックスを抜いてドトールが1位に輝いています。
安心感を与えるキャッチコピー
冒頭でも紹介したように、ドトールのキャッチコピーは「がんばる人の、がんばらない時間。」です。このキャッチコピーを見て、なぜかほっとするという人は少なくないでしょう。
毎日仕事・家事・育児などで目まぐるしい時間が流れている中、ふと立ち寄るドトールではがんばらなくてもいい、と思うと何となく心が安らぐものです。
ちょっと立ち寄って、そしてちょっと脱力して本当の自分を取り戻し、そして再び騒がしい日常へと戻っていく……そんな安心感を与えてくれるキャッチコピーが、毎日を頑張る人たちの心に刺さり、支持を得ているのです。
低価格商品の充実
競合店との棲み分けを行うための低価格は、コーヒーだけに限りません。フードメニューに関しても比較的低価格で提供されており、ほっと一息つくだけでなく、気軽にお腹を満たすことができるカフェとして利用する人も多いです。
低価格商品を充実させることにより、気軽に入れるカフェという認知を高めることができています。
ドトールのプロモーション戦略のまとめ
ドトールは、カフェ業界の中では低価格の商品が充実しており、ちょっとした空き時間でもふらっと立ち寄れる気軽さで人気を確立しています。また気を張らずに過ごせるとして、息抜きで訪れる人も多いカフェです。
他のカフェとは少し違う視点からプロモーション戦略を立てたことが、功を奏しました。
以下のページでは、プロモーション戦略に関する詳しい概要・特徴をわかりやすく説明しています。これからプロモーション戦略の導入を検討したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
