治療院集客
治療院・クリニックの売上・集客アップに効果的な方法
美容クリニックや整骨院・接骨院、整体院・鍼灸院・マッサージなどの売上・集客アップにつなげる効果的な方法を考えていきます。
治療の技術をアップさせることが、治療院の集客や売上アップにもつながるのは確かです。来院される新規顧客へ信頼性を周知させるためにも、技術力は重要なファクターになります。
しかし、技術力だけでは集客や売上アップにつながるとは限りません。
- 「あの整体院は腕が良くないのに、なぜ繁盛しているのか?」
- 「マッサージ料金を、近隣のライバル店より下げたのに、人が来ない」
- 「ホームページを作ったけど、まったく集客につながらない」
などの理由で、お悩みの店舗運営者は数多く存在します。
ただ、このような悩みのほとんどは「集客」に対するアプローチ方法に大きな原因があるのです。
かつては、病気になったら近くの病院へ行くというのが当たり前の時代で、病院が患者を集客する必要なんてありませんでした。
しかし最近は、インターネットの普及によって「家から遠くても、少しでも評判のいいお医者さんに診てもらいたい」というニーズが増えています。
さらに「この診療所・クリニックにまた来たい」という評判が、インターネットやリアルな口コミなどで広がり、さらに繁盛していくという図式が形成されつつあるのです。
この図式は都市部でも地方でも同じこと。潜在顧客は、事前にパソコンやスマートフォンで調べてから来院するのが当たり前になっています。
もう「近所だから」という理由で来院される時代ではありません。集客をおろそかにせず、きちんと取り組んでいきましょう。
治療院の集客に必要なポイントとは?
集客する前に、まず「治療院のコンセプトを決める」ことが大切です。
コンセプトとは、次に挙げるような基本的な項目のこと。
- 治療院に来る患者様は誰なのか(ターゲット層)
- どんな施術を行うのか(メニュー)
- 診療方針(患者様への接し方や伝え方)
コンセプトを決める前に、どれだけ集客に力を入れても適切にターゲットを呼び込むことができません。一方コンセプトがきちんと決まっていれば、集客力はあがり、リピーター率も増えていくでしょう。
ではここからは、おすすめの集客方法をご紹介していきます。コンセプトを決めた上でぜひ参考にしてください。
開業時はフリーペーパーなど広告を重視
新規開業の治療院・クリニックであれば、地域に皆さんに周知することから始めます。
チラシやリーフレットのポスティング、地域密着のフリーペーパーへの掲載、新聞の折り込み広告、駅前の看板、バスのアナウンス…など、さまざまな手法があります。
こうした広告は、開業時など多くの方に認知してもらうには非常に効果的な方法です。
なお、媒体に掲載した際には、必ず費用対効果の分析をしてください。
効果があまりない媒体に広告費用を払い続けるのは無駄でしかありません。どの広告を見て来院されたのか患者様にアンケートを取るなどして効果が出ている媒体を明確にしたうえで、掲載を継続していきましょう。
継続的な集客効果を狙えるホームページ
ホームページは、広告媒体ほど即効性のある集客は期待できませんが、継続的に集客が期待できるツールですから、ぜひ活用しましょう。
院の紹介や先生やスタッフの画像、処方できるメニュー、診療方針、美容クリニックならビフォーアフター事例など、「患者様が知りたい内容」を掲載します。
また、ブログ・SNSなども上手く活用することで、集客に大きな影響をもたらします。院長先生の人となりがわかるようなコメントを掲載するなど、ホームページでは、記載されていないような内容を伝えるといいでしょう。
なお、整体院やマッサージ店であれば、治療事例を交えて、お客様の声(口コミ)も同時に紹介するという方法も効果的です。
口コミ評判を上手く活用した集客
先述の通り、潜在顧客はインターネットでさまざまな情報を調べてから来院してくる方がほとんど。
特に美容クリニックや整骨院・接骨院、整体院・鍼灸院・マッサージなどの治療院選びで重視するのは「口コミ」だと言われています。
掲示板方式の口コミサイトを見ると、先生やスタッフの対応、客層、清潔感や清掃状況、個室などプライバシー保護の配慮、施術で痛みをともなうか否かなど、いろいろな評判が書き込まれています。
当然ですが、良い口コミが多ければ多いほど、集客アップにつながりやすいです。一方悪い口コミ情報に関しては、改善できるところを対処していくことで、院のクオリティーを高めることが可能になります。
口コミサイトで自院の評判をチェックし、良いところを伸ばし、悪いところを改善することで集客アップにもつながりやすくなるでしょう。
保険外診療(自由診療)の導入で集客・売上アップ
1人の顧客に対して、治療単価が高ければ、売上アップにつながりますよね。
そこで検討したいのが、保険外診療(自由診療)メニューを増やしていくこと。例えば、歯科医であれば矯正歯科やインプラント・ホワイトニング。眼科であれば白内障手術やレーシックなどで売上アップを考える方法です。
自由診療の集客に苦労している先生も多いと聞きますが、待合室にチラシやポスターで告知したり、ホームページやブログで宣伝したりするだけで「このクリニックでもやっているんだ」と見込み顧客の目にとまり、自由診療の集客向上が期待できます。
また、他店ではやっていないような最新機器の導入や自店だけのサービスなどを導入するのもポイント。業務用の美容・健康機器は実にたくさん存在しますので、最新情報を常に得るようアンテナをはり、競合と差別化を図っていきましょう。
なお、各治療院別の集客・売上アップのポイント詳しくまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。