地域医療連携システムのおすすめ13選を徹底比較!各システムの特徴や費用、導入事例を紹介します

地域医療連携システムのおすすめ13選を徹底比較!各システムの特徴や費用、導入事例を紹介します
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地域医療連携システムは、医療機関間の情報共有を円滑にし、患者の診療情報を一元管理することで診療の質を向上させる重要なシステムです。地域医療連携システムを利用することにより、情報共有漏れによるミスのリスクを防ぎ、迅速な対応が可能となります。また、業務の効率化やコスト削減にも役立ちます。

この記事では、各社が提供する地域医療連携システムの特徴を一覧で比較し、病院のニーズに最適なシステム選びをお手伝いします。導入のメリットやシステムの選び方についても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

地域医療連携システムおすすめ早見表

ここでは、各社が提供する地域医療連携システムの特徴などを一覧で紹介しています。医療連携システムはそれぞれの病院に合ったものを選ぶことが大切なので、各社のサービスをしっかりと比較・検討することがおすすめです。

地域医療連携システム サービスの特徴
地域医療連携システムmedigleサイトキャプチャ画像【PR】medigle 基幹病院での圧倒的シェア率!月額0円~、地域医療連携の強化を総合的にサポート
・導入実績450病院以上!シンプルで利便性の高いシステムで簡単操作
・分析機能でデータを用いた、戦略的な営業・広報活動
・基本機能は無料で提供!ユーザー数も無制限だから安心
資料ダウンロードはこちら >>
HAPPY netty シームレスな地域連携を実現し、患者情報の共有や診療履歴の一覧表示が可能
メディマップ 16万件以上の医療機関情報を一元管理し、逆紹介の促進や地域医療連携業務の効率化を支援
MIO Karte 安全で効率の良い医療連携を支援し、複数の医療機関間での診療情報の共有を実現
ありあけネット 電子カルテ情報の安全に共有、地域完結型医療の実現を目指すシステム
PrimeArch (プライムアーチ) 包括型地域医療を実現する連携システムで、多施設間のデータ連携を支援
LOOKREC 医療情報をリアルタイムで共有可能にし、クラウド型DICOMデータプラットフォームを提供
foro CRM 地域医療連携を強化するツールで、データの一元管理と効率的な分析をサポート
CAREBOOK 包括的なケア管理を実現するシステムで、情報の一元管理と業務の効率化を支援
firstpass 地域医療連携業務の効率化、業務負荷を軽減するための多機能システム
Karte window 費用を抑えた地域医療連携システムで、セキュアなネットワークと高い柔軟性を提供
ケアミル 地域包括ケアを実現し、地域住民の健康管理と情報共有をサポート
Comlavie-aL オンライン予約で地域医療をサポートし、簡単な操作で予約の管理を実現

【PR】基幹病院での圧倒的シェア率!月額0円~、地域医療連携の強化を総合的にサポート

地域医療連携を総合的に支援するmedigleは、慶応義塾大学病院や横浜市立市民病院など、民間・公立、経営母体問わず全国で450以上の病院が導入している地域医療連携システムです。

誰でも使いやすいUI設計とシステム導入後の万全なサポート体制、ユーザーの声を反映させて常にバージョンアップし続けているmedigleは、基本機能0円から利用可能なので初めてのシステム利用でも安心して導入することができます。

medigle


地域医療連携システムmedigleの公式サイト画像)
画像引用元:medigle公式サイト(https://medigle.jp/index.html)

medigleの特徴

medigleは、地域医療連携の「紹介患者増加」「かかりつけ医の受診促進」「逆紹介推進」という患者の動きを最適化します。CRMを用いて、顧客管理やデータ分析業務を効率化し、戦略的な営業活動を仕組み化していくとともに、検索システムを用いて逆紹介の業務負担軽減と質向上を図ることができます。

導入することで逆紹介を推進し逆紹介率が30‰から70‰まで向上した事例や、データ分析から戦略的に営業を行い紹介件数が120%増加した事例のあるmedigleは、紹介患者獲得や逆紹介推進、業務効率化、人員不足など地域連携業務のあらゆる課題幅広く支援します。

こんな企業におすすめ

  • 導入実績が豊富で、操作が簡単なシステムを導入したい
  • 紹介患者増加のためのアプローチがわからない
  • 逆紹介の推進も同時に叶えたい

medigleが選ばれる理由

【理由1】導入実績450病院以上!シンプルで利便性の高いシステムで簡単操作

自院独自の医療機関検索システムを簡単に構築できるmedigleは、全国の基幹病院で広く導入されており、圧倒的なシェア率を誇る地域医療連携システムです。導入病院数は450以上にのぼり、民間・公立問わず多くの病院が導入していることが信頼性の証です。誰でも使いやすいシステム設計と、導入後の丁寧なサポート、最短即日のシステム導入が可能で、スピーディーな対応を提供。

また、患者用と職員用があるかかりつけ医検索システムは、検索項目のカスタマイズ・レビュー投稿機能があり、逆紹介業務の効率化とともに、患者さんのかかりつけ医への受診促進を図ることができます。

【理由2】データ分析機能を用いた、戦略的な営業・広報活動

medigleの、紹介患者獲得強化を実現する「メディグルCRM」は、前方連携・後方連携に関わる紹介実績や訪問記録を一元的に管理し、データ管理や分析業務を効率化するだけでなく、データを用いた戦略的な営業・広報活動を実現します。

紹介・逆紹介データを簡単に分析することができ、診療科別や施設別、担当医別で紹介・逆紹介の分析が可能で、次の戦略を簡単に見つけることができます。

【理由3】基本機能は無料で提供!ユーザー数も無制限だから安心

medigleの地域医療連携システムは、施設データベースや患者用検索サイト、職員専用検索サイト、紹介/逆紹介簡易分析の基本機能がついているフリープランがあります。
フリープランのほかに検索機能が拡充しているライトプラン、CRM・データ分析機能が拡充しているスタンダードプラン、データ取込まで丸投げできるスタンダードPlusプランがあり、目的に合わせて選択をすることが可能です。

また、medigleは最短即日で導入可能で、全てのプランはユーザー数無制限なので、ユーザー数により費用が追加される心配もありません。

\450病院以上が導入!/

medigleの導入事例

逆紹介先の検索や選定がより便利になった

がんの手術、放射線治療や化学療法が終了した後、地域の医療機関様に逆紹介する際の検索で、活用しています。かかりつけ医検索システムを用いて、患者さんのお住いのエリアで該当診療科、当院との連携有無など絞り込み、当センターで訪問していればその記録も参考にして紹介先として適当かどうか判断します。
医療機関をマップで表示できるので、患者さんに視覚的にご覧いただいて、「家の近くがいい」「駅の近くがいい」といった希望による調整もしやすいです。地域連携パスや治療情報などの検索タグも作成し、必要な項目をすぐ絞り込めるようにすることで、施設選定の判断にも役立っています。
引用元:medigle公式HP(https://medigle.jp/introduction/20240401.html)

実績の見える化で現状理解と戦略検討が活発に行えるようになった

紹介・逆紹介データ分析機能を用いたグラフやマッピングで実績の見える化をし、院長参加の地域連携推進委員会において現状理解と戦略検討が活発に行えるようになりました。例えば、マップ分析で訪問すべき医療機関や地域を見つけて訪問先に組み入れる形です。医師との同行訪問時にも、予め紹介実績や訪問記録を共有することで、訪問先の選定理由や訪問目的を明確にすることができました。実はデータ分析も、グラフ化まではExcelで行っていたのですが、なかなか面倒だなと思っていたので、メディグルですぐ見られるようになりとても有難いです。
引用元:medigle公式HP(https://medigle.jp/introduction/20240408.html)

情報共有が容易になり、かつデータ分析からフォロー対象が明確になった

導入時に過去3年間の紹介・逆紹介データをメディグルに取り込み、現在は毎月データを更新しています。データが可視化されると、施設ごと、診療科ごと、医師ごと、それぞれの傾向がすぐにわかります。紹介件数が減少気味の施設があれば「近日中に訪問してみよう」等、データを見ながら計画を立てられるのは、営業活動において大変利便性が高いと感じております。また、「活動記録」に訪問した際の印象や内容、頂戴したご意見等を随時記録しているので、担当者が変更・異動になっても記録を見て引き継ぐことができるという点も、良いなと思っているポイントです。
引用元:medigle公式HP(https://medigle.jp/introduction/20240209.html)

\450病院以上が導入!/

medigleの料金プラン

基本機能は0円
ライトプラン、スタンダードプラン、スタンダードPlusは初期費用あり
料金プランについては、サービス資料をダウンロードすると担当者から連絡がありますので、その際にお問い合わせください。

medigleの運営会社概要

企業名 メディグル株式会社
設立年 2022年1月11日
所在地 大阪府大阪市西区江戸堀1-22-17 江戸堀イーストビル6F
URL https://medigle.jp/index.html

\このサービスと決めている方はこちら/

他にもまだある!地域医療連携システム

HAPPY netty

地域医療連携システムHAPPY nettyの公式サイト画像)画像引用元:HAPPY netty公式サイト(https://jp.medical.canon/products/his/happynetty)

HAPPY nettyの特徴

地域医療を支えるシームレスな連携システム

HAPPY nettyは、各医療施設の患者情報を有機的に結びつけ、付加価値の高いシームレスな地域連携を実現するサービスです。医療圏内の情報を集約することで、患者様に対して一貫した医療サービスを提供することが可能。中核病院を中心にカルテ情報の相互利用が進み、診療履歴や検査結果などを時系列で一覧表示します。

過去の検査結果や画像レポートをリンクすることや、Web予約機能を通じて地域のリソースを活用してCTやMRIの検査予約をタイムリーに行うことなどができます。入力操作は簡単でわかりやすく、リアルタイムで受付状況を確認することが可能です。柔軟な接続性と強固なセキュリティを備えており、業界標準規格に対応し、厚生省安全ガイドラインに準拠したセキュリティ対策を取っています。

HAPPY nettyの導入事例

公式サイトにHAPPY nettyの導入事例はありませんでした。

HAPPY nettyの料金プラン

公式サイトにHAPPY nettyの料金掲載はありませんでした。

HAPPY nettyの運営会社概要

企業名 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
設立年 1948年 (昭和23年10月)
所在地 栃木県大田原市下石上1385番地
URL https://jp.medical.canon/products/his/happynetty

※地域医療連携システムの比較表をもう一度チェックする

メディマップ

地域医療連携システムメディマップの公式サイト画像)画像引用元:メディマップ公式サイト(https://www.medimap.jp/)

メディマップの特徴

地域医療連携を強化する「メディマップ」

メディマップは、病院の地域医療連携業務を効率化し、逆紹介を向上させることで病院と地域医療機関の相互信頼に基づく連携強化を実現するシステムです。メディマップは全国16万件の医療機関情報を完備し、病院独自のデータベースとして活用することができます。
「医療機関MAP検索」、「登録医WEB表示」、「CRM機能」、「登録医タッチパネル検索」、「登録医紹介サイネージ」の5つの機能があり、地域医療機関との連携を強化することに役立ちます。また、医療機関の基本情報を毎月更新するため、最新の情報を常に利用可能です。

メディマップの導入事例

地域連携室では欠かせないツールに

地域連携室スタッフ全員がメディマップを使うので、同じような医療機関紹介の対応をすることができます。医療機関の小ネタみたいな情報を仕入れた時は独自情報としてメディマップで管理するようになりました。
独自情報はパソコンで編集できるので、医療機器や処置方法、特別な薬が使えるかどうかなどの情報を入れています。

特に眼科等ではOCT検査があるところか、視野検査であればゴールドマン視野計であるところなのかなど、条件を絞って紹介先を探すこともあります。そういう時のためにいろいろな経験上で「こういうことを聞かれることが多いな」という項目は独自情報へ入力するようにして、検索ができるようにしています。
引用元:メディマップ公式HP(https://www.medimap.jp/mm/case/case10.html)

メディマップの料金プラン

公式サイトにメディマップの料金掲載はありませんでした。

メディマップの運営会社概要

企業名 株式会社メディネット
設立年 記載なし
所在地 大阪府高槻市京口町9-5 太陽生命高槻ビル4F
URL https://www.medimap.jp/

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MIO Karte

地域医療連携システムMIO Karteの公式サイト画像)画像引用元:MIO Karte公式サイト(https://www.eisei.or.jp/initiatives/mio-karte/)

MIO Karteの特徴

患者情報を一元管理するMIO Karte

MIO Karteは、医療法人社団永生会が提供する地域医療連携システムです。複数の医療機関施設をセキュリティ性の高いインターネット回線で接続し、診療情報を共有することで地域医療連携の強化が可能になります。MIO Karteの目的は、参加施設間の医療連携を緊密にし、診療情報の共有を通じて患者に一貫した医療サービスを提供することです。このシステムにより、患者の投薬や検査情報を共有することで、重複した検査や薬剤投与を防ぎます。これにより、複数の医療機関を受診する患者でも安全かつ効率的な医療を受けることが可能になります。

MIO Karteの導入事例

公式サイトにMIO Karteの導入事例はありませんでした。

MIO Karteの料金プラン

公式サイトにMIO Karteの料金掲載はありませんでした。

MIO Karteの運営会社概要

企業名 医療法人社団 永生会 南多摩病院
設立年 記載なし
所在地 東京都八王子市散田町3丁目10番1号
URL https://www.eisei.or.jp/initiatives/mio-karte/

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ありあけネット

地域医療連携システムありあけネットの公式サイト画像)画像引用元:ありあけネット公式サイト(https://www.hospital.arao.kumamoto.jp/cooperation/cooperation08.html)

ありあけネットの特徴

地域完結型医療を支えるありあけネット

ありあけネットは、荒尾市立有明医療センターが提供する地域医療連携システムです。このシステムでは、同意を得た患者さんの電子カルテ情報を、地域医療機関と当院の間で安全なインターネット回線を通じて共有しています。システムを利用することで、患者は複数の医療機関を利用する際にも、一貫した高度で安全な診療を受けることが可能です。

ありあけネットは、「地域完結型医療」の実現に向けたシステム作りの第一歩として、地域医療支援病院である荒尾市立有明医療センターと地域医療機関の医師との連携を深めています。また、患者さんの満足度向上や提供する医療サービスの質の向上にも役立てることが可能です。参照できる内容には、医師や看護師の記録、放射線画像、各種検査結果、処方内容などが含まれます。

ありあけネットの導入事例

公式サイトにありあけネットの導入事例はありませんでした。

ありあけネットの料金プラン

公式サイトにありあけネットの料金掲載はありませんでした。

ありあけネットの運営会社概要

企業名 荒尾市立有明医療センター
設立年 昭和16年
所在地 熊本県荒尾市荒尾2600
URL https://www.hospital.arao.kumamoto.jp/cooperation/cooperation08.html

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PrimeArch (プライムアーチ)

地域医療連携システムPrimeArch (プライムアーチ)の公式サイト画像)画像引用元:PrimeArch (プライムアーチ)公式サイト(http://www.ss-mix.org/cons/product_coo01.html)

PrimeArch (プライムアーチ)の特徴

多施設連携を実現するPrimeArch

PrimeArchは、株式会社SBS情報システムが提供する地域医療連携支援システムです。このシステムでは多施設のSS-MIXストレージをインターネット回線で連携し、包括的な地域医療を実現しています。クラウドサービスとオンプレミス(導入型)の両方に対応しており、施設のニーズに合わせた導入が可能です。

SS-MIX標準化ストレージと拡張ストレージを基にデータ連携を行い、診療情報提供書や診療レポートの作成を支援。さらに、HPKIや患者認証カードに対応することで、セキュリティとプライバシー保護を強化しています。また、既設のインターネット回線を利用することで、ネットワークコストの削減も実現します。多施設間のデータ収集と対象患者の情報表示に優れており、各施設の検査画像や診療情報を効率的に管理することが可能です。

PrimeArch (プライムアーチ)の導入事例

公式サイトにPrimeArch (プライムアーチ)の導入事例はありませんでした。

PrimeArch (プライムアーチ)の料金プラン

公式サイトにPrimeArch (プライムアーチ)の料金掲載はありませんでした。

PrimeArch (プライムアーチ)の運営会社概要

企業名 株式会社SBS情報システム
設立年 1999年(平成11年)7月1日
所在地 静岡県静岡市駿河区登呂3丁目1番1号
URL http://www.ss-mix.org/cons/product_coo01.html

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LOOKREC

地域医療連携システムLOOKRECの公式サイト画像)画像引用元:LOOKREC公式サイト(https://mnes-lookrec.com/)

LOOKRECの特徴

リアルタイムで医療情報を共有するクラウド型DICOMプラットフォーム

LOOKRECは、株式会社エムネスが提供するクラウド型DICOMデータプラットフォームです。このシステムは、従来のPACS(画像アーカイブシステム)に代わり、医療現場でのコミュニケーション課題を解決してアナログ業務の削減をサポートしています。検査画像の遠隔読影依頼やレポート受信がリアルタイムで可能になり、病病連携や予防医療との連携を強化できます。また、導入費・更新費が不要で、インターネット環境さえあれば専用設備なしで利用できるため、ネットワークコストの削減にも役立つところが特徴です。
安全性の高いクラウドサービスとして、ISMSクラウドセキュリティ認証を取得し、医療業界のコンプライアンスに準拠している点も特徴です。さらに、オンラインでの勉強会や共同研究をサポートする機能も充実しており、医療現場のさまざまなニーズに応えています。

LOOKRECの導入事例

スポット読影で専門外の患者さんにも自信を持って説明ができるように

今までは気になる所見を1枚だけ読影依頼に出したくても信用度やコストの問題などもあってお願いできずにいましたが、今では少し気になるものはとりあえず画像を取って読影に流すということが気軽にできるようになりました。患者の負担にならないので、気軽に出せる点が気に入っています。システムも便利で、電子カルテに入れてコメントを付けた後、システムに入れるだけでどんどん吸い上げてくれるので、総合的に満足度は高いです。
引用元:LOOKREC公式HP(https://mnes-lookrec.com/case/21)

LOOKRECの料金プラン

公式サイトにLOOKRECの料金掲載はありませんでした。

LOOKRECの運営会社概要

企業名 株式会社エムネス
設立年 2000年10月10日
所在地 広島県広島市南区東雲本町1-2-27
URL https://mnes-lookrec.com/

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foro CRM

地域医療連携システムforo CRMの公式サイト画像)画像引用元:foro CRM公式サイト(https://www.foro-crm.jp/)

foro CRMの特徴

地域医療連携の効果的な戦略立案や振り返りができる「foro CRM」

foro CRMは、済生会熊本病院との共同開発によって生まれた、地域医療連携に特化したサポートツールです。バラバラだったデータを一元管理することで、地域医療連携の効果的な戦略立案や振り返りが簡単に行えるようになります。foro CRMの特長として挙げられるのは、連携先の情報を一元管理し、厚生局が開示している医療機関情報に対して紹介・入院データやコミュニケーション履歴を紐づけられることです。また、データの可視化により、会議資料としても活用可能な分析作業を自動化します。

さらに、少人数でも効率的に活動できる点や、アラート通知機能を用いて業務効率を向上させる機能も搭載しているところなども特徴として挙げられます。急な退職や人事異動にも対応できるよう、コミュニケーション履歴を蓄積し、誰でも連携先の情報を把握できる体制を整えられるところもメリットです。

foro CRMの導入事例

月間30時間分の業務時間が削減されました

『foro CRM』に情報をまとめて入れておけば、他の担当者らと簡単に情報共有できますし、資料作成に必要なデータも簡単に表示されます。おかげで業務の大幅な効率化につながっており、月間30時間分の業務時間が削減されました。院内の運営会議などでも『foro CRM』のダッシュボード画面をそのまま見せながら報告することが可能となり、組織全体にデータに基づいた集患活動の考え方が徐々に浸透してきたと思います。病院長も日頃から「データに基づいて考えよう」と仰られており、そういった意識がより醸成出来てきたと感じています。

紹介数に関しては、20年度はCOVID-19の影響があり、全体としては伸び悩みましたが、注力診療科においては19年度実績を上回るご紹介をいただけるなど、一定の紹介数が確保できているのは、『foro CRM』のおかげだと感じています。
引用元:foro CRM公式HP(https://www.foro-crm.jp/case/ebina)

foro CRMの料金プラン

公式サイトにforo CRMの料金掲載はありませんでした。

foro CRMの運営会社概要

企業名 メダップ株式会社
設立年 2017年8月
所在地 東京都港区赤坂1-14-14 WAW赤坂第35興和ビル511
URL https://www.foro-crm.jp/

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CAREBOOK

地域医療連携システムCAREBOOKの公式サイト画像)画像引用元:CAREBOOK公式サイト(https://carebook.jp/)

CAREBOOKの特徴

入退院支援業務の負担軽減・効率化をサポートするCAREBOOK

CAREBOOKは、株式会社3Sunnyが提供するケア管理支援ツールです。介護施設や医療機関におけるケア業務を効率化し、情報の一元管理を行えます。利用者のケアプランや日々の記録をクラウド上で管理し、複数のスタッフ間で共有することで、業務の円滑な連携を行うことが可能です。

また、介護業務の質を向上させるための分析機能も備えており、利用者ごとのケア状況やサービスの提供状況を可視化します。安全性と利便性の両立を追求し、ISMSクラウドセキュリティ認証を取得しているため、情報の安全管理が徹底されています。導入後は専任のサポートチームが迅速に対応し、安心して使用できる環境を提供します。

CAREBOOKの導入事例

CAREBOOK導入をきっかけに連携病院の受け入れ体制にも変化

地域全体でCAREBOOKを利用し始めたことで、連携病院にとっても今までの受け入れ体制を見直すきっかけとなっているようです。実は、受け入れ判定に必要な項目がかなり多い病院さんがあったのですが、CAREBOOKの導入をきっかけに必要項目を縮小する大きな議論が院内で交わされるなど、踏み込んだ変化も起きています。

このような変化が起きることで、患者さんは適切な時期に適切な医療機関へ移ることができますし、病院側としても急性期の治療を必要とする患者を取りこぼすことなく受け入れることができます。急性期病院にとっても、とてもありがたいことだと感じています。
引用元:CAREBOOK公式HP(https://carebook.jp/case/x49orbf82i)

CAREBOOKの料金プラン

公式サイトにCAREBOOKの料金掲載はありませんでした。

CAREBOOKの運営会社概要

企業名 株式会社3Sunny
創業年 2016年7月
所在地 東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目13-7 日本橋人形町プレイス 2F
URL https://carebook.jp/

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firstpass

地域医療連携システムfirstpassの公式サイト画像)画像引用元:firstpass公式サイト(https://www.firstbreath.co.jp/)

firstpassの特徴

4つのシステム群で地域医療連携をサポートするfirstpass

firstpassは、株式会社ファーストブレスが提供する地域医療連携支援システムです。2002年の創業以来、一貫して地域医療連携業務のシステム開発に注力してきた同社のシステムは、大手電子カルテシステムの単なるオプション機能ではなく、専門の部門システムとして多様な運用に対応できる使いやすい設計を提供しています。

恒常的な時間外勤務の削減や業務効率化に役立つ機能を備えていて、連携施設との関係を定期的に評価・共有し、連携状況の見える化を実現するための統計データの集計・分析機能も強力です。紹介受付、予約票作成、返書管理、逆紹介管理など、さまざまな連携業務を支援する4つのシステム群で構成されていて、任意のシステム単位での導入も可能です。

firstpassの導入事例

FAX受信から予約書返信までが最短5分程度で可能に!

firstpass導入前は、

〇受診予約書をExcelで作成→プリントアウト→FAX機へセット→紹介先へ返信
〇自院、他院が作成した診療情報提供書などを紙媒体で管理
〇Excel・Accessによるデータベース管理

といったアナログ対応や、分散情報管理で日々の業務を行っていました。

従って、入力ミスやFAX誤送信といったリスクに対応する必要がありましたので、二重チェックや複数人チェックなど、日々の業務運営は非常に負担のかかるチェック体制でした。
しかしfirstpass導入後は、医療機関から紹介いただいた情報を包括的に管理し、一連の業務フローで対応ができる為、よりスムーズな調整ができるようになりました。
医療機関名や医師情報などもマスタ管理され選択式の入力支援機能もあり、より確実かつ効率的に返信する事が可能になり、患者様に対するサービスの質も格段に向上しました。
引用元:firstpass公式HP(https://www.firstbreath.co.jp/product/firstpass/327/)

firstpassの料金プラン

公式サイトにfirstpassの料金掲載はありませんでした。

企業名 株式会社ファーストブレス
設立年 2002年10月1日
所在地 北海道札幌市北区北6条西6丁目2番地 三共電気6・6ビル 2階
URL https://www.firstbreath.co.jp/

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Karte window

地域医療連携システムKarte windowの公式サイト画像)画像引用元:Karte window公式サイト(http://www.medical–information.com/products.html)

Karte windowの特徴

費用を抑えた地域医療連携システム

Karte windowは、株式会社Medical Informationが提供する地域医療連携システムです。導入費用と更新費用が低く抑えられているため、補助金がなくても導入が可能で継続的な運用も行いやすくなっています。他社製品と同等のセキュリティを提供し、VPNを利用したネットワークやOSの要塞化によって高いセキュリティを確保しています。

体験版の利用によって導入リスクを低減し、実際の運用環境での動作確認ができるため、安心してシステムの導入を検討することが可能です。SS-MIX形式の診療情報やDICOM形式の医療画像をWebシステムに表示し、権限のあるユーザのみが閲覧できるようにすることで、医療情報の安全な共有を実現しています。

Karte windowの導入事例

公式サイトにKarte windowの導入事例はありませんでした。

Karte windowの料金プラン

公式サイトにKarte windowの料金掲載はありませんでした。

Karte windowの運営会社概要

企業名 株式会社 Medical Information
設立年 2014年4月
所在地 埼玉県和光市白子1-3-11 203
URL http://www.medical–information.com/products.html

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ケアミル

地域医療連携システムケアミルの公式サイト画像)画像引用元:ケアミル公式サイト(https://www.softs.co.jp/business/caremill.html)

ケアミルの特徴

地域包括ケアをサポートするケアミルのシステム

ケアミルは、株式会社ソフトウェア・サービスが提供する地域包括ケアシステムです。このサービスでは、病院と施設をつなぐ地域医療の連携機能をはじめ、地域住民を一つのIDで統合する基盤機能、疾患別のパス、地域連携業務の支援など、包括的なサポートを提供しています。

ケアミルは、医療従事者が必要とする情報をダッシュボード画面で視覚化し、目標を明確にすることで業務を効率化させることが可能です。さらに、患者様の情報をそれぞれの医療従事者が共有して記入できるフェイスシート機能や診療情報開示機能により、医療従事者間の情報共有を円滑にします。災害時の支援機能や検査予約機能、文書作成支援機能など、多様なオプション機能も備えており、地域での生活をより便利にすることができるシステムです。

ケアミルの導入事例

公式サイトにケアミルの導入事例はありませんでした。

ケアミルの料金プラン

公式サイトにケアミルの料金掲載はありませんでした。

ケアミルの運営会社概要

企業名 株式会社ソフトウェア・サービス
創業年 1969年4月
所在地 大阪府大阪市淀川区西宮原2-6-1
URL https://www.softs.co.jp/business/caremill.html

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Comlavie-aL

地域医療連携システムComlavie-aLの公式サイト画像)画像引用元:Comlavie-aL公式サイト(https://www.isp.co.jp/products/medical/comlavie/comlavie_al/index.html)

Comlavie-aLの特徴

オンライン予約で医療現場をサポートするComlavie-aL
Comlavie-aL(コムラビ・エール)は株式会社システム計画研究所が提供するクラウドサービスで、連携先のクリニックや診療所からインターネットを通じて検査や診療の予約を受け付けるシステムです。インターネット環境さえあれば、病院や連携先のクリニック、診療所が簡単に利用でき、タブレットにも対応しています。
通信はSSL/TLS+クライアント証明書による認証を使用しており、安全に利用できます。月額定額料金で安心して利用できる点も特徴です。最短4クリックで予約申込みが可能で、予約票の印刷や事前登録した帳票のダウンロード・印刷も簡単に行えます。また、予約受付病院では、検査や診療科、予約枠の追加・変更が自由に設定できるため、運用の柔軟性も高いです。

Comlavie-aLの導入事例

公式サイトにComlavie-aLの導入事例はありませんでした。

Comlavie-aLの料金プラン

公式サイトにComlavie-aLの料金掲載はありませんでした。

Comlavie-aLの運営会社概要

企業名 株式会社システム計画研究所
設立年 1977年11月10日
所在地 東京都渋谷区桜丘町18-6 日本会館
URL https://www.isp.co.jp/products/medical/comlavie/comlavie_al/index.html

※地域医療連携システムの比較表をもう一度チェックする

地域医療連携システムとは?

地域医療連携システムとは、地域内の医療機関情報や患者の診療情報を一元的に管理するためのシステムです。

地域医療連携システムの定義

病院間の情報共有をスムーズにし、入転院調整や救急搬送、専門外の医師への相談などを円滑に行えるようにします。診療情報や受け入れ先情報が分散していると、迅速かつ的確な医療サポートや引き継ぎが困難になりますが、地域医療連携システムの導入により、必要な情報を迅速に共有でき、地域の医療機関が緊密に連携できます。医療サービス全体の質が向上し、患者の安心感が増すのが大きな特徴です。

地域医療連携システムの重要性と役割

地域医療連携システムの重要性は、患者の診療情報を複数の医療機関で共有することで、多角的かつ効率的な医療提供を実現する点にあります。

地域医療連携システムを導入することで、各医療機関が患者情報をリアルタイムで閲覧・更新できるため、重複する検査や投薬を防ぎ、診療の質を高めます。また、急性期病院から地域のクリニックや訪問看護へとスムーズに患者を引き継ぐことができ、地域全体で患者を支える体制を構築することが可能です。これにより、医療機関間の連携が強化され、地域医療の持続可能性が向上します。

地域医療連携の課題

人員不足

地方や過疎地では医師の減少が深刻であり、地域医療連携の業務に従事する事務方や営業を行う人も不足しています。このような人員不足の状況では円滑な地域医療連携が難しく、適切な医療提供が困難です。大都市圏でも医師の偏在により、地方では医師不足が顕著です。医療従事者の確保と地域医療連携の推進が急務となっています。

医療機関の機能が不明瞭

各医療機関の機能が不明瞭であり、他の病院からは評価しにくい状況があります。例えば、普段多くの患者を受け入れている病院も離職者が出れば受け入れ余裕がなくなりますが、その内情は他の病院からは見えません。専門性の高い手技や治療を行う医師が一人いなくなるだけで、その病院の専門性が失われる可能性もあります。これにより、患者の紹介や転院がスムーズに進まないことがあります。

情報共有システムの遅れ

日本の医療界ではアナログな情報管理が多く、情報共有システムの遅れが課題となっています。患者情報が紙カルテに保存され、他院に転送する際も紙媒体やCDにコピーして手渡すという現状です。最近では電子カルテが普及してきましたが、他施設間での共有はほとんど進んでいません。患者が意識障害で急性期病院に搬送された場合、かかりつけ医療機関に問い合わせるしかなく、連絡がつかないと検査や投薬を一から行う必要があります。

少子高齢化と人口動態の影響

日本では少子高齢化と人口減少が進み、2025年には団塊の世代が75歳以上となります。これにより、医療や介護、看護や福祉の需給が逼迫し、医療を必要とする高齢者の割合が増加します。高齢者の増加に伴い、医療費の自己負担率が低い高齢者が増加し、医療費の捻出も難しくなります。効率の良い医療提供が困難になり、本当に治療を必要とする患者に適切な医療を提供できなくなる可能性があります。地域医療連携の推進・強化が急務です。

地域医療連携システムを導入するメリット

紹介・逆紹介業務の効率化

地域医療連携システムの導入により、紹介・逆紹介業務が効率化されます。システムにより、地域の医療機関情報や患者の診療情報が一元化され、最適な医療機関への案内がスムーズになります。

紹介状や診療情報提供書などの必要書類も迅速に準備でき、ミスのない効率的な予約手続きが可能です。これにより、医療機関間のコミュニケーションが改善され、患者の移動もスムーズに進みます。

集患の強化

地域医療連携システムに登録することで、自院のPR効果が高まり、集患が強化されます。待合室に設置したサイネージやタッチパネルで地域の医療機関情報を公開するなど、連携医療機関(登録医)となることで、かかりつけ医としての認知度が上がります。

紹介件数の増減推移や紹介件数、紹介科の特徴などのデータを分析し、ピンポイントで情報発信することで、病院経営が改善された事例もあります。

診療の最適化

地域医療連携システムを利用すると、投薬、注射、検査、画像検査などの情報が共有できるため、検査や薬剤の重複や併用禁止薬剤の投与を防げます。複数の医療機関を受診する場合も、無駄な診療や検査が省け、効率的な医療提供が実現します。また、患者の診療情報が常に最新の状態で共有されるため、安全性も向上します。

患者の負担軽減

地域医療連携システムの導入により、患者の負担が軽減されます。転院時に二重投薬や二重検査が発生することを防ぎ、再度同じ説明を行う必要がなくなります。これにより、患者は安心して医療を受けられ、治療に専念できる環境が整います。また、診療情報が共有されることで、患者の治療経過を追いやすくなり、最適な治療方針を迅速に決定できるようになります。

業務の効率化

地域医療連携システムを活用することで、医療機関の業務が効率化されます。転院や他院への紹介時に詳細な状況を記載する紹介状の作成が不要となり、書類作成にかかる時間と手間が省けます。これにより、医療スタッフは患者の診療に集中でき、業務の効率化が図られます。また、情報の一元管理により、必要な情報へのアクセスが迅速かつ容易になり、業務全体の生産性が向上します。

スムーズに転院先の紹介可能

地域医療連携システムの活用により、患者の診療情報が共有されるため、対応可能な医療機関を迅速に探し、スムーズに紹介できます。これにより、急な転院が必要な場合でも、患者に適切な医療機関を紹介することが可能です。また、システム上で転院先の医療機関の状況を把握できるため、患者に最適な医療提供が実現します。

地域医療連携システムの選び方

地域医療連携システムの導入を検討する際には、各システムの特徴や機能を理解し、目的に合った最適なシステムを選ぶことが重要です。以下に、主なシステムの種類と選び方のコツを紹介します。

地域医療連携システムの種類

前方支援から後方支援を含め対応するタイプ

このタイプは、病診連携や地域連携だけでなく、退院後の在宅へのスムーズな移行を支援します。診療所や訪問看護、介護事業所などとの連携支援まで包括的に行えるため、アナログ業務の工数や人的ミスを削減し、サービスの質を向上させたい場合に最適です。主な機能には紹介受付、各種文書作成、紹介情報管理、返書管理、逆紹介管理、退院支援・調整状況照会、退院支援計画書作成、病棟・退院支援部門情報共有などがあります。

診察・検査情報を共有するタイプ

このタイプは、診療情報全般の共有に対応し、紹介先医療機関での患者の投薬、注射、検査、画像検査などの情報を共有できます。無駄なく安全な診療をスピーディーに行いたい場合に適しています。主な機能にはカルテ情報、地域の医療リソース活用のための機能、CTやMRIの検査予約、受付や依頼状況の確認などがあります。医師自身が手元のPC端末で患者の投薬履歴、検査結果、検査画像を確認できるため、紙文書の所見や検査結果を参照したり、患者にヒアリングする必要がなくなります。

検査画像の共有に特化したタイプ

検査画像の共有に機能を絞ったタイプです。検査画像の保存先として導入しやすく、患者の満足度や診断力の向上を図りたい場合に適しています。主な機能にはCT車連携、遠隔読影、コンサル機能、AI診断、症例データベースなどがあります。検査画像をクラウド上に保存し、電子カルテと連携させることで、カルテからワンクリックで患者の検査画像を呼び出せるため、その場で画像を見せながら患者への説明が可能です。

CRMタイプ

連携医療機関の情報を一元管理し、紹介・逆紹介の強化を図るタイプです。より多くの患者を紹介してくれる病院を可視化して関係性を強化したり、紹介の少ない病院にアプローチしたりすることで、患者数を増やしたい場合に適しています。主な機能には連携先管理機能、連携先マップ機能、アラート機能、分析機能、効果検証機能などがあります。診察後に看護師やクラークが適切な医療機関の候補を選定し紹介することで、患者に「かかりつけ医」への周知ができ、患者数の増加を図れます。

後方支援(退院・転院調整)に特化したタイプ

退院・転院調整に特化したタイプで、中核病院の地域連携室などに導入されることが多いです。地域連携室の業務を効率化・標準化したい場合に適しています。主な機能には入退院調整、各患者の退院調整の状況把握、タスク管理、集計やレポートの自動出力、一括キャンセル、書類添付機能、予約票や礼書の自動FAXなどがあります。これにより、電話やFAXで行っていた退院調整がオンライン化され、業務効率化が実現します。

予約管理に特化したタイプ

紹介予約の受付業務効率化に特化したタイプです。医療機関からの紹介がFAXや電話などのアナログな手段に限られている場合に、Web予約を導入したい場合に適しています。主な機能には予約情報の検索、タイムテーブル設定、予約票・診療情報提供書の作成、医療施設の登録・検索などがあります。Web予約画面から紹介先病院の予約を完了し、その場で予約票・紹介状をプリントアウトできるため、患者の手を煩わせることなく、迅速な対応が可能です。

地域医療連携システムを選ぶコツ

費用対効果を高める

地域医療連携システムを選ぶ際、費用対効果の高さを重視することが重要です。導入費用が高い場合でも、そのシステムが持つ機能が実際の業務効率化や患者満足度の向上に繋がるかどうかを慎重に評価する必要があります。例えば、システムによって業務効率が向上し、ミスが減少することで、結果的にコスト削減が見込める場合、そのシステムは費用対効果が高いと言えます。

求めている機能の搭載

システムが求める機能を十分に搭載しているかを確認することが大切です。自院が必要とする機能を明確にし、それに基づいて製品を選定します。例えば、紹介状の作成や予約管理が主なニーズであれば、それらの機能が優れたシステムを選ぶことが必要です。製品の種類やメーカーによって、提供される機能や特徴は異なるため、自院のニーズに最適なシステムを選ぶことが求められます。

操作性の優れたシステム

操作性の良いシステムを選ぶことも重要です。業務効率化を図るためにシステムを導入しても、操作が難しく使いこなせなければ意味がありません。特に頻繁に使用する操作が簡単かどうかを確認し、スタッフがスムーズに利用できるシステムを選びましょう。例えば、直感的に操作できるユーザーインターフェースや、迅速なサポート体制が整っているシステムが理想的です。

地域医療連携システムのまとめ

地域医療連携システムは、地域内の医療機関が患者情報を一元的に管理し、スムーズな情報共有を実現するシステムです。これにより、紹介・逆紹介業務の効率化や集患の強化、診療の最適化、患者の負担軽減、業務効率化、迅速な転院先の紹介が可能となります。

システムを選ぶ際には費用対効果、求める機能の搭載、操作性を重視することが重要です。自社にとって必要な機能などを見極めて、導入するシステムを選定することをおすすめします。

【免責事項】
本記事は、2024年7月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。
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