コスメ・化粧品の公式インスタグラムをメディア化する方法
最終更新日:2023年08月03日
コスメ・化粧品の公式インスタグラムは単なるSNSではない
いまや集客にSNSは欠かせない存在となっていますが、商品購入への直接的な反響にはつながっていないという化粧品メーカーが多いのではないでしょうか。
インスタグラム(Instagram)は単なるコミュニケーションツールではなく、ブランディングや販促のための「メディア」であるという認識のもと、きちんとコンセプト設計し、運用していく必要があります。
そこで今回はコスメと最も親和性が高いとされるインスタグラムを、どのように活かすべきかを考えていきましょう。
インスタグラムで獲得したいものは何か?
ひとことでインスタグラムによるプロモーションと言っても、方向性によって選択するべき手法は異なります。まずはどのような方向性で今後発信していくのか、コンセプトを明確にすることが重要です。ブランドを知ってもらうだけでいいのか、ファンになってもらいたいのか、必ず購入まで進んでもらいたいのか(もちろん購入につなげるためではありますが)。
もっとも達成したい目標に向けて、インスタをどのように活用するのかが決まります。
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ユーザーの「好き」や「共感」
インスタグラムでは、ユーザーのダイレクトな反応を確認することが可能です。投稿やストーリーといったユーザー発信のコンテンツはもちろん、自社のインスタグラム投稿やストーリーへのコメントやリアクションから消費者の反響がわかります。
発信する言語や内容によって、ユーザーのターゲティングはもちろんのこと、感情の誘導が可能です。インスタグラムを活用し、企業の雰囲気や商品のストーリーを発信しながら、受け取ったユーザーの直接的な反応を蓄積できるのはインスタグラムならではの魅力でしょう。
ファンを獲得する
インスタグラムは写真が発信の中心となるため、ブランド自体の世界観を発信しやすいSNSと言えます。テキストや商品単体では伝わらない世界観は、複数の写真や、時には動画を通じて効果的にユーザーに届けることができるメディアでもあります。
商品単体ではなく、ブランドの世界観を好むユーザー、すなわちブランドのファンになってもらうと、商品の良し悪しや瞬間的な世間の反応に惑わされない層が一定数出現します。
ブランドを発展させていく上で強い味方と言えるでしょう。
化粧品・コスメのブランディングを行う
認知度の低い化粧品やコスメの場合、ブランディングを目的としてインスタグラムを活用するのは非常に有効です。しかしユーザーにブランドイメージが伝わっていない場合は、事前に以下を明確にしておく必要があります。
- ブランドコンセプトがしっかり打ち立てられているか
- ユーザーに伝えたい企業の特色、社会へのメッセージ、ブランドの主張が明確になっているか
- 商品設計のこだわり、素材やパッケージのこだわり、特定のターゲットに向けたメッセージ性などがあるか
- ファンを獲得できるだけの「ストーリー性」がそのプロダクツにあるか
上記のような物語を持つ化粧品やコスメであれば、インスタグラムを活用したブランディングが、ファン獲得の最短経路となるはずです。
化粧品・コスメの販促
インスタグラムのストーリー機能を駆使して、コスメで人気のインスタグラマーを登用するなどすれば、販促活動につなげていくことができます。
ストーリー機能はキャンペーンやアンケート、ランキングの提供など様々な活用法があります。24時間で消えてしまうからこそ限定された時間の中で、消費者の背中を押す効果もあります。
しかし、コスメのように競合他社や競合商品が多い業界では、社内でのインスタグラム運用はハードルが高く、狙い通りの広告効果を得られないケースも多々あります。可能であればSNSの運用実績数が多く、スキルの高い外部パートナーに依頼するのが賢いやり方といえます。
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インスタグラマー任せでもコスメの公式インスタは成功する?
会社やブランドの公式アカウントを社内で運用するだけであれば、インスタグラマーを無理に登用する必要はあまりありません。ただし、ブランディングや購買行動といった直接的な反響につなげたい場合は、インスタグラマーの発信力を利用すべきです。
ただし注意しなければいけないこともあります。
さまざまなマーケティングメディアでインスタグラム活用の成功事例や、仕事を依頼したいコスメインフルエンサーなどが取り上げられていますが、フォロワーが多く影響力が大きいインスタグラマーは、当然のことながらギャランティも高くつきます。
またインスタグラマー頼みで丸投げするだけでは、コスメ・化粧品の販促につながらない可能性もあります。大事なことはそのインスタグラマーになにを発信してもらって、どのようにしてそのインスタをメディア化していくかということです。
インスタを運用する「中の人」とインスタグラマーとのコミュニケーションも大事です。商品を宣伝するというよりは、インスタグラマーをキャストとして育てる、という気概が必要です。
ほかのマーケティング関連メディアのように有名なインスタグラマーをただ紹介するだけでは役に立たないので、ここではコンセプトありきで情報を発信しているインスタグラマーのひとり、「のんさん」をご紹介します。
のんさんインスタグラム(プチプラコスメ/美容)
画像引用元:のん公式Instagram(https://www.instagram.com/honeycute01/L)
モデルやタレントではありませんが、11.5万人のフォロワーを持つ、のんさん。「プチプラコスメ」という絞り込みと、それぞれの商品に付けられているキャッチコピーが秀逸なインスタグラマーです。
商品そのもののことを知らなくても、のんさんがつける独自のキャッチコピーだけでそのコスメに関心を抱かせることに成功しています。
画像引用元:のん公式Instagram(https://www.instagram.com/honeycute01/L)
直感的で女性誌の王道を行くキャッチも多数。
画像引用元:のん公式Instagram(https://www.instagram.com/honeycute01/L)
さらに「肌と地球を10年先まで美しく」など、メッセージ性のあるキャッチがあるかと思えば…
画像引用元:のん公式Instagram(https://www.instagram.com/honeycute01/L)
黒髪さんといったターゲットを絞り込んだもの、使用感でリアリティのあるものと、投稿内容がバラエティーに富んでいます。
「プチプラコスメを探すなら、のんさんのインスタ」というフォロワーは多く、のんさんのインスタ自体がひとつのメディアとして成立しています。
さまざまな企業からオファーを受けているようですが、ご興味があるかたはブログなどもご覧になってみるとよいでしょう。
■のんコスメブログ
https://biyou-mania.info/
Instagram運用代行会社に依頼をする
初めてInstagram運用を行う場合は、成果が出るまで時間がかかったり最悪アカウントが凍結してしまう可能性もあります。
そこで、Instagram運用代行会社に運用依頼をすることで運用工数の削減からノウハウを活用してインスタグラムのフォロワー数やリーチ数を一気に増やすことも可能です。
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コスメ・化粧品の公式インスタグラムをメディア化する方法まとめ
インスタグラムはSNSとして企業と消費者をつなぐツールであると同時に、メディアであり、検索エンジンでもあります。数年前までは10代や20代前半の若い世代が中心でしたが、いまでは40代の女性もインスタを検索エンジン替わりにしています。
Googleで検索するよりも「自分が好きなインスタグラマーがおすすめしている商品を買う」という消費行動が一般化しつつあります。インスタグラムというメディア内にコスメブランドのファンクラブをつくる、という感覚がしっくりくるかもしれません。
ただし注意しなければならないのは、ほかの広告やプロモーション同様、単体では機能しません。ブランディングメディアや公式サイト、リスティングのLP(ランディングページ)、ポジショニングメディア、ポータルサイトへの広告掲載といった、Web施策の一部であることを忘れないように。
インスタグラムのノウハウを0から身に着けるのは大変ですので、運用パートナーを探している方は一度キャククルへお問い合わせください。
また、弊社では顔出し口コミができる「コスメニスト」というメディアを運営しており、インスタグラマーと同じようにコスメの使用感などをレポートすることも可能です。下記ページにコスメニストに関する詳細と、参考資料が掲載されています。
ぜひこちらもご参照ください。
コスメ・化粧品のSNS運用を含むWeb戦略について不明な点があれば、下記項目より該当するものを選んでご質問ください。