送り状発送システムは物流業界でも早期に導入されているシステムですが、業界の変革スピードは早く対応機能の追加・改善がタイムリーであることは、スムーズな業務推進に欠かせません。
本記事では出荷業務の効率化を図るシステムに必要な項目を網羅しているシステムをピックアップ。実績のある7社を紹介します。実績のある企業の中でも、企業メリットの大きい注目の1社を下記でご紹介しています。ぜひご参考ください。
送り状発行システム会社一覧表
会社名 | サービスの特徴 |
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超票クリエイター |
既存のシステムからの大幅改修は不要!上位システムとの連携で効率化アップ!
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ヤマト運輸 |
クラウド対応で簡単操作。送り状の作成・管理を効率化 |
送り状名人 |
複数の配送業者に対応、送り状をひとまとめに管理 |
S-Printer |
大量発送を支える高速印刷、待ち時間を最小限に |
マスターズEDI |
既存の基幹システムとスムーズに連携。業務の二重作業を防ぐ |
e飛伝Ⅲ |
クラウドで送り状管理、複数拠点でも効率よく運用 |
Webゆうパックプリント |
コストをかけずに簡単導入、すぐに送り状を印刷 |
Ship&co |
クラウド型、統一APIで複数運送会社連携、EC連携強化 |
送り状発行システムとは?

送り状発行システムは、配送伝票や宅配伝票を簡単に作成・発行するためのデジタルツールです。EC市場の拡大や物流業務の効率化ニーズに応え、企業の出荷作業をサポートしています。
たとえば、荷物ごとに必要な宛先情報や追跡番号の自動生成、伝票の仕分け表示など、複雑な工程もワンクリックで完了できるのが大きな特徴です。こうしたシステムは、手作業のミスを防ぎ、出荷業務全体を効率化しながら、サプライチェーンの透明性や顧客満足度の向上にも役立つでしょう。
送り状発行システムの最新トレンド:API連携と物流DX

デジタル化が進む物流業界では、API連携による自動化がトレンドとなっています。システム同士がAPIでつながることで、受注から送り状発行、出荷管理まで一気通貫で自動化でき、作業効率や正確性が飛躍的に向上します。
API公開が加速する背景
ECの拡大によって出荷業務が複雑化し、システム間の連携ニーズが急増しました。APIの公開により、たとえばECサイトや倉庫管理システム(WMS)と送り状発行システムが自動でデータをやり取りできるようになっています。これによって、業務の二度手間やヒューマンエラーを大幅に減らすことができるでしょう。
自動連携で何が変わる?
APIを活用することで、たとえばECの受注情報が自動で送り状発行システムに流れ、そのまま出荷まで一気に処理できるようになります。主要キャリアと連携可能なサービス「送り状名人」「超票クリエイター」などは、複数の運送会社とも簡単にデータ連携が可能です。こうした自動化により、現場の作業負担を減らし、より多くの出荷業務をスムーズにこなせる体制を作れます。
送り状発行システムにはどんなメリットがある?

誤字脱字ミスの削減
入力している元データに間違いがない限り宛先や宛名にミスが発生しないのが最大のメリットです。サービス会社が提供するシステムなら、物流業者ごとに違うフォーマットにも対応しているため、ラベル様式によっては印字されないといった不具合も起きません。
業務効率化がはかれる
出力作業を簡略化できるほか、問合せ番号(送り状の番号)を自社で管理するので、配送状況の確認が格段に早くなります。システム上で管理できるため、ペーパーレス化にも繋がるのは魅力的です。
送り状発行システムを選ぶポイントは?

利用したい配送業者に対応しているか
送り状発行システムで利用できる配送業者が自社が利用したい業者であることが最重要ポイントです。大手配送業者なら全国発送に強みをもっていますが、利用料金に融通が効きにくいのがネックになりがちです。ロットを確保するために配送業者を一元化するのも案として有効ですが、扱う商品によっては配送業者を指定することで輸送品質を担保する(破損報告の多い運送会社に割れ物は依頼できないが、安いので割れ物以外なら頼める)ケースがあり、利用できる配送業者は多ければ多いほど利便性が高まります。
基幹システムと連携できるか
自社の基幹システムと連携できるかは大きなポイントです。連携できない場合、データの移管作業に費用と時間がかかるだけでなく、既存システムの活用頻度が下がり先行投資が無駄になる可能性もあります。連携可能であれば作業効率がアップするので、費用対効果を考えた導入ができるでしょう。
料金システムに納得いくか
送り状発行システムはクラウドタイプやオンプレミスタイプがあり、どちらが良いかは作業環境によります。専用プリンターにのみ対応するシステムなら、毎月のレンタル費用が発生するでしょう。自社のプリンターが使えると便利ですが、少ないコストでミス無く出力できると考えることもできるので、これも使用する側の作業環境で変わってきます。
アフターフォローがしっかりしているか
送り状発行システムにもシステムエラーが発生する可能性はあります。迅速な対応を得られない場合、納品先に迷惑をかけるばかりか信用の失墜もありえるので、もしもの際にきちんとした対応をしてくれる送り状発行システム会社を選びましょう。
送り状発行システム会社選びまとめ

物流形態が複雑になり輸送ルートだけでなく温度帯管理や代金引換など、付随した物流管理が必要な今、送り状発行システムは単に帳票を出力するだけでなく、荷物が顧客の手元に届くまでの一元管理に重要なウェイトを占めるものです。
とくに取引量が増えれば増えるほど管理は難しくなり、システムエラーによるダメージは社会問題にもなるほど。「なにを念頭に準備すればいいか分からない」「スタッフ・時間などのリソースを割く余裕がない」という状況であれば、アフターフォローを含めた対応の良さを重視し、自社に合う送り状発行システム会社を選んでください。
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- 本記事は、2023年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。