新入社員に営業スキルを習得させるための「新人営業研修」。自社で育成するのも可能ですが、外部の研修会社に依頼するメリットもあります。新人営業研修といっても、座学で基礎的な知識を学ぶものから、実践的なプログラムまで種類はさまざま。中でも、新人営業パーソンの早期離職を対策するフォローアップに対応しているサービスはおすすめです。
この記事では、新人営業研修を提供する外部研修会社12社の特徴や支援内容、費用、口コミ評判、事例などをまとめました。新人営業研修を外部委託する際の比較の参考にしてください。
新人営業研修の委託会社の一覧表
ここでは、新人営業研修を提供する各社の特徴をまとめました。研修会社の重要な選定ポイントは、自社に合ったプログラム内容や理想の人材育成を実現してもらえるかを見極めることです。以下の情報を参考にして、自社にぴったりな新人営業研修会社を見つけてください。
会社名 | サービスの特徴 |
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セールスアカデミー |
営業研修専門会社のノウハウとプロの徹底指導で即戦力になる新入社員を育成!
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セイヤク |
25年以上の実績と多彩なカリキュラム!新人営業の即戦力化を支える |
シーブリッジ |
体験重視の新人営業研修なら |
インソース |
現場実践に強い新人営業研修なら |
リクルートマネジメントスクール |
営業=やりがいへ意識変革!2日で実践力が身につく |
リスキル |
社会人としてのマナーやマインドなどを総合的に学ぶ |
日本コンサルタントグループ |
講義×実演×ロールプレイで即戦力化! |
新規開拓 |
知っているから“できる”へ!ロールプレイ重視で成果に直結 |
グリーンサン企画 |
反復トレーニングで定着を目指す研修 |
アクチャーコンサルティング |
1200件以上の実績で即戦力を育てる |
BasisPoint Academy |
営業パーソンに必要な意識・行動力・思考力・礼儀の4分野を伝授 |
マーケットヴィヴィッド |
論理的で分かりやすい研修を提供 |
新人営業研修の必要性について
新人営業研修を導入する必要性には以下のようなものがあります。
新入社員といえども営業スキルの習得が必須
新人営業研修の眼目の一つは「営業スキルの向上」です。会社は学校ではなく、新入社員といえども学生ではなく、企業戦士の一人であり、入社直後から営業マンとして成果を挙げていく必要があります。そのため、新入社員は現場に出る前に一定レベルの営業スキルを身につけておかなければなりません。そのために新人営業研修は必要です。
社会人の基本となるマナーを習得するために
新人営業研修では、営業テクニックだけでなく、社会人として必要なマナーや礼儀についても習得します。営業活動は人を相手にする仕事であるため、社会人の基本となるマナーについての習得は不可欠です。
新人営業研修を受けマナーに関する講義と訓練を受けておけば、成果につながりやすい、また信頼を落とさない営業活動を展開できます。
自己流ではない適切な営業スキルを身につけるため
営業スキルの向上に熱心であっても、自己流で覚えるのはリスクがあります。自己流の営業スキルは、組織内での共有がしにくく、本人しか使えないという生産性の悪いものになってしまう可能性が高いからです。自己流を磨くこと自体は悪くはありませんが、まずは基礎として普遍的な研修カリキュラムを受けるのが賢明です。
即戦力になる新人営業の育成方法とは
即戦力になる新人営業マンの育成方法には以下のようなものがあります。
商品やサービスのインプット
営業マンの役割は、自社の商品やサービスを売ることです。そのため、商品・サービスの情報や知識をインプットすることは、新人営業育成の必須項目です。インプットの方法には、資料やパンフレットの熟読、先輩社員によるレクチャー、自ら商品を購入し使用する方法も有効です。
OJT形式による研修
OJT研修は、講義室ではなくしごとの現場で、実務を通して研修を受ける方法です。最初に新人が業務を行い、それに対して先輩や上司が助言や指導を行うという形をとります。OJT研修はその場でフィードバックができるため、スキルを身につけやすく、効率的な教育が可能です。
営業同行
営業同行は、実際に行われる商談の現場で実務を通して営業スキルを学ぶ研修方法です。先輩社員の商談に同席したり、新人が商談をして先輩社員がサポートをしたり、新人のレベルに応じて適切な場面を設定します。営業同行は、現場で直接営業の流れを体感し学ぶことができるため、実践力を習得しやすいのが利点です。
ロールプレイング
ロールプレイングは、社内で営業の場面を設定し、それぞれの役割を決めて営業活動をシミュレーションすることです。リアルな現場での研修ではないため緊張感には欠けますが、よりリアルに近い営業シーンを設定することで、実践力を身につけることができます。
自社に合った新人営業研修会社の選び方
自社のニーズに合ったカリキュラムを提供しているか
新人営業研修のカリキュラムと一口にいっても、その内容は各社さまざまです。商談や話し方のテクニック、電話対応、実践的なスキル、ビジネスマナーなど、多岐にわたる項目があります。カリキュラムの充実だけでなく、自社のニーズに合ったカリキュラムを提供できるかどうかもチェックする必要があります。
カスタマイズができるなど柔軟性はあるか
カリキュラムが充実していても、自社の目的に合ったものが見つからない、もしくは研修の目的が少し違うという場合もあります。コンテンツを組み合わせるなどカスタマイズができるなら、問題なく自社に適したカリキュラムを設定できるでしょう。このようなフレキシブルな対応ができるか確認しておくことが必要です。
オンライン研修に対応しているか
コロナウィルスなど感染症拡大の影響で、リアルな新人研修ができない場合もあります。ビデオ会議システムなどオンライン研修に対応していれば、コロナ禍でも問題なく研修が可能です。研修会社を比較する場合はオンライン対応の可否も確認しておくのがよいでしょう。
研修実績や口コミ評判
新人営業研修は、研修実績が豊富でかつ利用者からの口コミ評判の良い会社ほど、研修の効果を期待できます。特に自社が導入したいカリキュラムの実績が多いかどうかについては重点的にチェックする必要があります。実績も口コミも研修会社の公式サイトに掲載されているケースがあるため、確認しておきましょう。
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- 本記事は、2023年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。