AI議事録ツールとは、AIが読み取った音声を自動でテキスト化して、「議事録」に関連する業務を効率化できるツールのこと。そのメリットはなんといっても、議事録作成の手間を削減できることでしょう。従来のテープ起こしのように、録音した音声を聞き返して文字に起こす必要がなくなるため大幅な作業工数の削減に繋がります。
そこで、キャククル編集部がAI議事録を提供している会社を調査し、比較しました。貴社に適したツール探しにご活用ください。
おすすめAI議事録ツール一覧表
多くの企業で導入されている著名なAI議事録作成ツールを16種類ピックアップしました。まずは、それぞれのツールの特徴を簡単に比較してみましょう。
画像をクリックすると、資料ダウンロードページに移動します。
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
ZMEETING |
音声認識精度が90%以上!AIによる文字起こし・議事録作成の自動化ツール
|
RIMO Voice |
長文はChatGPTで要約が可能 |
AI議事録取れる君 |
90以上の発話言語を主要16言語に翻訳可能 |
AI GIJIROKU |
プランにより多彩な機能を利用可能 |
AmiVoice®ScribeAssist |
ChatGPTとの連携で文字起こしデータを要約 |
AutoMemo |
アプリを通じて内容の編集や情報共有も可能 |
VOITER |
録音と文字起こしに特化した高精度AIライティングレコーダー |
COTOHA Meeting Assist |
文字起こしと要約・整理・要点メモがその場でできる |
スマート書記 |
AIで会議終了と同時に議事録がほぼ完成 |
TIMO Meeting |
ChatGPTによるAIアドバイザリー機能を搭載 |
ACES Meet |
話者の表情や話し方を解析する機能あり |
YOMEL |
「世界で最もカンタンな自動議事録AI」を謳う |
JamRoll |
SFAツールに商談内容を自動入力 |
ailead |
導入済みのWeb会議ツールと連携 |
toruno |
URL共有で議事録を簡単に他人とシェア |
notta |
1時間分の音声をわずか5分で文字起こし |
AI議事録自動作成ツールとは?

AI議事録作成ツールとは、AIが会議や商談の内容を読み取って文字起こしをし、フォーマットにしたがって議事録を自動作成するツールを言います。
かつての議事録作成では、人が録音テープを文字起こしして手作業で議事録を作成する必要がありましたが、AI議事録作成ツールを使用すれば、それらの手間や時間を大幅に削減することが可能。昨今ではAIの音声認識精度も向上しているため、文字起こし段階でのミスもほとんど見られなくなりました。
単に文字起こしと議事録作成だけではなく、AIならではの様々な機能を搭載していることも特徴的。発言者の特定、フィラー(ええと、あのう…など)の削除、ワードの登場頻度分析、話者の感情分析など、ツールの種類によって様々な機能が搭載されています。
AI議事録ツールのよくある質問
Q1.AI議事録自動作成ツールの選び方とは?
当ページでご紹介している通り、AI議事録作成ツールは多くのメーカーからリリースされています。かつ、それぞれのツールは特徴が大きく異なります。ツールを選択する際には、まず自社がツールに対して「何を求めているのか」を明確にし、その上で次の視点から各ツールを比較してみるようにしましょう。
文字起こしの精度
以前に比べ、AIの音声認識・文字起こしの精度は全般的に向上しています。ただし、ツールによって精度にバラつきがあることも事実。各ツールの試用期間を利用し、音声認識・文字起こしの精度を比較の上、ツール選びをしましょう。
使いやすさ
議事録作成の工数を削減するためのツールであるにも関わらず、ツールによっては使い勝手が悪く、工数削減につながらないこともあります。「準備が大変ではないかどうか」「誰もが直感的に操作できるかどうか」などの視点から、使いやすいツールを選択しましょう。
搭載している機能の種類
ツールにより搭載している機能は大きく異なります。まずは自社がAI議事録作成ツールに期待する機能を明確にした上で、なるべく過不足のない機能性を持つツールを選ぶようにしましょう。
導入実績
各ツールの公式HP等から、過去の導入実績をチェックしてみましょう。チェックする項目は導入件数や導入企業名など。一概には言えませんが、大手企業も含めて多くの企業が導入しているツールなら信頼性が高いと考えても良いでしょう。
Q2.AI議事録自動作成ツールを導入するメリットとは?
AI議事録作成ツールを導入する主なメリットを見てみましょう。
議事録の作成工数が大幅に削減される
議事録に関連する業務には、大きく分けて①会議のメモ・録音、②文字起こし、③議事録作成、④関係者との共有の4つがありますが、AI議事録作成ツールを導入すれば、これらの業務がすべて自動化。人による議事録作成の工数が大幅に削減されます。
誰もが会議に集中できるようになる
AI議事録作成ツールを導入すれば会議のメモを取る必要がなくなるため、参加者の誰もが会議そのものに集中できるようになります。より中身の濃い議論にもつながるでしょう。
聞き逃しや誤解を防げる
選択するツールの種類にもよりますが、かつてに比べると、最近のAI議事録作成ツールの音声認識精度は非常に向上しています。人とは異なり、聞き逃したり言葉を誤解したりする可能性もほとんどないので、議事録そのものの精度も上がります。
会議内容を迅速に共有できる
AI議事録作成ツールの中には、自動作成された議事録の共有機能を搭載しているタイプもあります。
かつて議事録を共有するためには、メールに添付して関係者全員へ送信する必要がありましたが、AI議事録作成ツールを導入すれば議事録は関係者全員がリアルタイムで確認できるため、共有のための手間・時間が必要ありません。
海外取引にも活用できる
AI議事録作成ツールの中には、多言語の翻訳機能を搭載したタイプもあります。海外企業との取引や海外支社とのミーティングなどにおいて、通訳をはさまず効率的な意思疎通が可能になるでしょう。
AI議事録ツールのまとめ
当記事では、主なAI議事録ツール、AI議事録ツールを導入するメリット、AI議事録ツールの選び方などについてご紹介しました。
主に新入社員に対し、研修の一環として議事録作成を任せている企業様も多いかもしれません。確かに議事録作成を通じて習得できるスキルは多くありますが、人材に余裕のない企業様においては、現実として新人教育よりも業務の効率性を重視せざるを得ない場面もあるでしょう。 めまぐるしく変化する市場ニーズに対し、限られた人材でタイムリーに対応するためには、AI議事録作成ツールの導入が大変有効です。すでに導入済みの企業様が大半かもしれませんが、まだ導入していない企業様があれば、ぜひ導入を検討してみるようおすすめします。
- 免責事項
- 本記事は、2024年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。