テスト自動化ツール比較10選!各ツールの特徴や料金、口コミ評判を一覧で紹介
最終更新日:2024年10月29日
アプリテストの効率化を図るのに役立つ「テスト自動化ツール」。
製品の品質向上のためには欠かせないテストですが、エンジニアの負担軽減のためにテスト自動化ツールを導入する企業が増えています。
この記事では、おすすめのテスト自動化ツールの特徴や費用をまとめて比較しました。ソフトフェアやアプリのテスト作業でお悩みの方は、参考にしてください。
テスト自動化ツール10選社の比較一覧表
ここでは、おすすめのテスト自動化ツール10選を比較しています。会社ごとにサービスの特徴をまとめていますので、自社に合ったツール選びにお役立てください。
画像をクリックすると、資料ダウンロードページに移動します。
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
【PR】六元素情報システム株式会社 | 国産ツールで安心!ローコストでテストを自動化するなら ・主なすべてのブラウザに対応したテスト自動化ツール ・インターネット接続・環境設定不要で簡単に導入できる ・国内開発のテスト自動化ツールでサポートも万全 資料のダウンロードはこちら >> |
Sky株式会社 | ・プログラミング知識がなくてもテストを実行できる ・マルチプラットフォームに対応 |
Ranorex | ・世界中の4000を超える企業で導入実績あり ・画面操作がしやすく初心者にも扱いやすい |
Testablish | ・操作画面上でテストの追加や修正ができる ・24時間夜間や休日でもテストを実行できる |
SHIFT | ・テスト設計から運用までワンストップでサポート ・いつでもテストを実行できてリリースサイクルを短縮できる |
AGEST(アジェスト) | ・エンジニアでなくても簡単にテストを自動化できる ・カスタマイズでニーズに応じた構築が可能 |
ベリサーブ | ・テスト自動化の仕組みから運用までをトータルサポート ・テスト設計の技術者によって開発されたツール |
SmartBear | ・幅広いアプリケーションのテストに対応 ・ノーコードでテスト作成ができる |
Autify(オーティファイ) | ・AIによる自動メンテナンス機能搭載 ・クロスブラウザテスト対応で効率的にテストを実行 |
Justware | ・アプリケーションの開発スピードの高速化を実現 ・日本語でシナリオ作成ができる |
【PR】国産ツールで安心!ローコストでテストを自動化するなら
テスト自動化ツール「ATgo」を提供している、六元素情報システム株式会社は、ITの可能性を追求し、システムや先端技術、ローコードの開発を行っている会社です。
ATgoはローコストで導入できるWebシステム自動化ツールです。国産ツールなので、日本の現場にフィット。ヘルプデスクの対応も迅速なので、安心して利用できます。
六元素情報システム株式会社
六元素情報システム株式会社の特徴
主なブラウザ全てに対応!マルチプラットフォーム
六元素情報システム株式会社のATgoは、Windows・Mac・Linux・iOS・Androidで主なブラウザのすべてに対応しています。ブラウザごとにスクリプトを生成する必要がないため、ブラウザテストの効率化を図れます。
リグレッションテストやクロスブラウザテスト、スマホWebアプリケーションテスト、APIテストなど、さまざまなシーンで活用できるシステムです。
環境設定不要!セキュアなテスト環境にも簡単導入
ATgoは「インストール不要」「インターネット接続不要」「環境設定不要」のテスト自動化ツールです。操作はGUIとローコードで簡単にできます。簡単に導入でき、セキュアなテスト環境での使用もスムーズです。
日本のシステム開発現場で生まれたシステムなので、日本の現場にマッチ。さまざまな業界のシステム開発に導入され、業務の効率化に貢献しています。
こんな方におすすめ
- セキュリティ面に制限があっても使えるツールを探している企業
- テストを自動化して効率化と品質の向上を図りたい
- ローコードで操作性に優れたツールを探している
六元素情報システム株式会社が選ばれる理由
【理由1】手動テストに比べて最大85%のコスト・工数を削減できる
六元素情報システム株式会社のATgoは、初回に作成したスクリプトを再利用してテストを実行できます。そのため、テストの回数を重ねるほど作業の効率化を図れます。リグレッションテスト等で発揮できる効果は、最大85%の工数の削減を目指せるとのこと。テストケースの自動化による効果は、最大98%を発揮した実績(※2023年9月28日調査時点)があります。
ATgoはスピーディな開発をサポートするツールです。エビデンスの比較検証もでき、テストの実行は無制限でできます。インストールの必要がないので、導入もスムーズ。セキュアなテスト環境でも導入でき、ローコードで簡単に操作できるのが強みです。
システムの開発で品質を維持しながらテストを自動化したい方、ツールの導入にコストをかけられない方も、六元素情報システム株式会社のATgoなら悩みを解決してくれるでしょう。Webシステムのテストを自動化することにより、大幅なコスト削減と品質の向上を実現します。
※参照元:六元素情報システム株式会社「ATgo」公式サイト(https://atgo.rgsis.com/lpb/)
【理由2】人的リソースの最適化とテスト品質の向上を目指せる
夜間のテスト実行も可能で、繰り返して行えます。テスト実行頻度を増やせるため、品質の向上を目指せるでしょう。テスト範囲の拡大にも役立つツールです。テストを自動化することで内容に一貫性を持たせて確実性と再現性を高められます。
ATgoはテキストファイル形式のスクリプトです。自由に追加・修正ができるので、テストスクリプトのメンテナンス負担を軽減できます。シナリオ途中からのレコーディングやスクリプトの追加修正、Git管理もスムーズです。高品質が求められるプロジェクトでも多数活用されており、銀行や証券系、産業系など、幅広い業界・分野で採用されています。
コンテナ環境を提供しているATgoなら、外部ツールとも自由に連携できます。GitlabやDocker、Jekinsなどと連携し、人的リソースの最適化とテスト品質の向上を支援。外部ツールとの連携については、必要に応じて見積もりを依頼できます。
【理由3】充実したサポート体制
六元素情報システム株式会社のATgoは、国産のテスト自動化ツールです。国内で開発・サポートを行っているため迅速な対応が期待できるでしょう。ヘルプデスクサービスは24時間相談や質問を受け付けており、機能や操作方法についてのサポートを受けられます。
バージョンアッププログラムは無償でダウンロードできるので、機能の追加や不具合の修正があった場合も最新バージョンを使用可能です。各ブラウザがバージョンアップされたときは、約2週間で最新ドライバーをダウンロードできます。安定したサービスを受けられるのも国産ツールの強みです。日本語マニュアルにも対応しているので、スムーズに導入できるでしょう。
国内の現場から生まれて開発された「ATgo」。現場からのフィードバックにより日々改善し続けています。これからも改良を重ね、Webシステムの開発の効率化に役立つでしょう。1ヶ月間無料ですべての機能を試せるお試し期間付きなので安心して導入できます。導入後も手厚いサポートによって、業務の自動化を目指せるでしょう。
六元素情報システム株式会社の料金
案件によって変動するので、見積もりを依頼してください。
六元素情報システム株式会社の実績
テスト実施時間を大幅に削減できた
(前略)ATgo導入後は、自動テスト実行とエビデンスの確認だけでよくなったので、総合テスト実施時間は3時間程度まで減りました。22時間減ですね。忙しいときは単純作業に人手を割くのがとても惜しいので、簡単な作業を任せられるのは嬉しいです。まだ全ての環境には導入できていないのですが、導入できた部分の効果には満足しています。(後略)
引用元:ATgo公式HP(https://atgo.rgsis.com/case/nid/)
見えない部分でも効果を実感できる
(前略)また、実測検証データと期待検証データの比較をすることで検証結果レポートが生成されるため、エビデンスとしても活用できました。テスト結果がOKかNGかというエビデンスがしっかり取れているので、管理する側としては、担当者にヒアリングしなくても結果が確認できて助かっています。
デグレについても1,2件見つかっているので、抜け漏れをチェックできていますね。さらに、人に任せると手順ミスが気になりますが、ATgoを使うと「何をしたのか絶対に分かる」。そういうところで、エビデンス以上に、見えないところで効果があると感じています。
引用元:ATgo公式HP(https://atgo.rgsis.com/case/isb/)
企業概要
会社名 | 六元素情報システム株式会社 |
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設立年 | 2012年9月20日 |
会社住所 | 横浜市西区高島1-2-13 LG YOKOHAMA INNOVATION CENTER 12階 |
URL | https://atgo.rgsis.com/ |
まだまだある!そのほかの「テスト自動化ツール」
Sky株式会社
Sky株式会社の特徴
Sky株式会社は、パッケージソフトの開発や販売を行う会社です。Sky株式会社のテスト自動化ツールは、設定や各種アイテムの登録が日本語でできるため、プログラミングの知識がない方でも使いやすいツールです。マニュアルやサポートも日本語対応しており、スムーズに導入できます。
ワンクリックで自動テストを実行したら、あとは待つだけ。作成した自動テストは何度でも実行でき、繰り返し行うテストにも効率的です。WebアプリやiOSアプリなど、マルチプラットフォームに対応しています。
Sky株式会社の料金
公式HPに記載がありませんでした。
企業概要
会社名 | Sky株式会社 |
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創業年 | 1985年3月2日 |
会社住所 | 東京都港区港南二丁目16番1号 品川イーストワンタワー 15階 |
URL | https://www.skygroup.jp/ |
Ranorex
Ranorexの特徴
UIテスト自動化ツール のRanorexは、Windowsデスクトップアプリ・Webアプリ・モバイルアプリに対応しているテスト自動化ツールです。世界中で4000を超える企業に導入(※2023年9月28日時点)されており、さまざまなソフトウェア開発のコスト削減と品質向上を支援しています。
セミナー・トレーニングやテスト作成支援など、Ranorexを活用するためのサポートも充実しています。画面操作の記録でテスト作成ができるので、初心者でも使いやすいツールです。
※参照元:Ranorex公式サイト(https://ranorex.techmatrix.jp/)
Ranorexの料金
- Studio ノードロック:844,800円(税込)
- Studio フローティング:13,156,000円(税込)
- Runtime フローティング:228,360円(税込)
企業概要
会社名 | テクマトリックス株式会社 |
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創業年 | 1984年8月30日 |
会社住所 | 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス 24F |
URL | https://ranorex.techmatrix.jp/ |
Testablish
Testablishの特徴
Testablishは、Web・GUIアプリのテスト自動化ツールです。メンテナンス性に優れており、アプリの機能の追加や改修があったときは、操作画面上でテストケースの編集を行うことで、簡単にテストの追加や修正ができます。テストケースのメンテナンスは複数人で実行可能です。
CIツールとの連携もできるので夜間のテスト実行も可能になります。マルチプラットフォームに対応しており、一つのテストコードで実行できます。
Testablishの料金
公式HPに記載がありませんでした。
企業概要
会社名 | 株式会社SRA |
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創業年 | 1967年11月20日 |
会社住所 | 東京都豊島区南池袋2-32-8 |
URL | https://www.sra.co.jp/ |
SHIFT
SHIFT特徴
SHIFTは、ソフトウェアの開発からテスト、運用、保守までの工程の自動化に対応しています。テスト計画のコンサルティングからフレームワークの導入・運用まで、さまざまな支援を行っています。第三者視点でテスト自動化を提案することで、テスト自動化の効果を最大化することが可能です。
SHIFTを活用すれば、夜間や休日もテストの実行ができます。人の手を介さずに、リリースサイクルを短縮できるツールです。
SHIFTの料金
公式HPに記載がありませんでした。
企業概要
会社名 | 株式会社SHIFT |
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創業年 | 2005年9月 |
会社住所 | 東京都港区麻布台2-4-5 メソニック39MTビル |
URL | https://service.shiftinc.jp/ |
AGEST(アジェスト)
AGEST(アジェスト)の特徴
AGEST(アジェスト)のテスト自動化ツールはテストシナリオをブラウザで記録できるため、エンジニアでない人でも作成できます。要望があれば、シナリオ作成の代行も行っています。クラウド上でのクロスブラウザテスト、スマートフォンの多端末テストの実行にも対応。多様な環境でテストを実行できます。
テスト自動化フレームワークはカスタマイズにも対応しており、ニーズに応じた構築が可能です。インターネットに接続できない秘匿性の高いシステムのテストも実行できます。
AGEST(アジェスト)の料金
公式HPに記載がありませんでした。
企業概要
会社名 | 株式会社AGEST |
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創業年 | 2018年2月28日 |
会社住所 | 東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティビル41階 |
URL | https://agest.co.jp/ |
ベリサーブ
ベリサーブの特徴
ベリサーブのテスト自動化ツールは、品質に価値を与えるものととらえて開発されたツールです。テスト設計の技術者が集まって、テストモデルを構成。テスト条件の識別からテストケースの生成、テストの自動化までをワンストップで開発しています。テスト自動化の仕組みづくりから運用までをサポートし、効率的で正確なテストを実現します。「テスト効率を上げたい」「システムに合う自動化ツールが分からない」といった悩みにも応えてくれるサービスです。
ベリサーブの料金
公式HPに記載がありませんでした。
企業概要
会社名 | 株式会社ベリサーブ |
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創業年 | 2001年7月24日 |
会社住所 | 東京都千代田区神田三崎町3-1-16 神保町北東急ビル9階 |
URL | https://www.veriserve.co.jp/ |
SmartBear
SmartBearの特徴
SmartBearは、GUIのテスト移動化ツールです。単体テストや機能テスト、回帰テストなどを実行し、プロジェクトレベルでのテストをサポートします。WindowsアプリやWebアプリ、モバイルアプリなど、幅広いアプリケーションに対応可能です。
コードの作成も比較的簡単にできるので、導入後もスムーズに運用を開始できます。テスト作成はノーコードなので、プログラミングの知識は必要ありません。アイコンで操作内容を選択するだけで、簡単にテストの作成と編集ができます。
SmartBearの料金
- 基本モジュール:固定ユーザー189,200円(税込)/フローティング379,500円(税込)
- テクノロジーモジュール:固定ユーザー151,800円(税込)~/フローティング303,600円~(税込)
企業概要
会社名 | エクセルソフト株式会社 |
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創業年 | 記載なし |
会社住所 | 東京都港区三田3丁目9番9号 森伝ビル6階 |
URL | https://www.xlsoft.com/ |
Autify(オーティファイ)
Autify(オーティファイ)の特徴
Autify(オーティファイ)は、AIによる自動メンテナンス機能が搭載されたツールです。ノーコードでテストを実行できるので、誰でも簡単に操作できるのが強み。ユーザーが使用するように操作するだけで、内容がそのままテストシナリオとして活用できます。
クロスブラウザテスト対応で最大10のブラウザでテストを実行できます。Autify(オーティファイ)ならCircleCI、Jenkins、TestRail、Slackとも連携でき、開発ワークフローを支援します。
Autify(オーティファイ)の料金
公式HPに記載がありませんでした。
企業概要
会社名 | オーティファイ株式会社 |
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創業年 | 記載なし |
会社住所 | 東京都中央区東日本橋2丁目22-1 クロスシー東日本橋ビル6階 |
URL | https://autify.com/ |
Justware
Justwareの特徴
Justwareは、株式会社 日立製作所が提供するテスト自動化ツールです。Justware UIテスト自動化ツールを活用すれば、画面の表示内容の確認やテストデータの設定などを自動化できます。手作業で繰り返すテスト作業を効率化し、アプリケーションの開発スピードの高速化をサポートします。
Justwareは200種類以上(※2023年9月28日調査時点)のWebブラウザ操作を自動化。日本語で簡単にシナリオ作成ができるので、専門知識がなくてもテスト実行ができます。
※参照元:[PDF]Justware UIテスト自動化ツール(https://www.hitachi.co.jp/products/it/appsvdiv/service/ui-auto-tool/ui-auto-tool_leaflet.pdf)
Justwareの料金
公式HPに記載がありませんでした。
企業概要
会社名 | 株式会社 日立製作所 |
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創業年 | 1910年 |
会社住所 | 東京都千代田区丸の内一丁目6番6号 |
URL | https://www.hitachi.co.jp/ |
テスト自動化ツールとは?
アプリやソフトウェア開発のテスト工程を効率化するためのツールです。
製品の品質保持のために重要なテストですが、手作業でのテストでは限界があり、エンジニアに大きな負担がかかるだけでなく、作業効率も落ちてしまいます。
ヒューマンエラーを減らす観点からも、テスト自動化ツールを導入する企業が増加傾向にあります。
オープンソースの「Selenium(セレニウム)」とは?
Seleniumはブラウザ自動化ツールとして、ユーザーとブラウザ間のやり取りをエミュレートし、分散型サーバーを用いてブラウザ割当を最適化するプロジェクトです。
W3C WebDriver仕様に基づき、全ての主要ブラウザで互換性のあるコード実行を可能にします。
このプロジェクトは多数のボランティアの貢献により、オープンソースとして提供されています。
Seleniumはコミュニティを結集し、技術者間のオープンな議論の場を提供し、年次カンファレンスを通じて知識共有を促進します。
WebDriverを核とし、様々なブラウザに対応するインターフェースを提供することで、開発者は幅広いテストシナリオを実行できます。
テスト自動化ツール導入のメリット
テスト自動化ツールを導入することで、さまざまなメリットが期待できます。
テストを高速化できる
テスト自動化ツールを導入することで、物理的にかかる作業時間を大幅に削減できます。テストを自動化すれば、深夜や休日でも実行できるので、手動では対応できないほどのスピードでテストを行えるようになります。手動では難しい大規模なテストも自動化すれば実行可能です。
コストの削減ができる
テスト実施の工数削減によって、人的リソースの削減もできます。人員不足によってテストがおろそかになったり、手動テストで莫大なコストがかかることは珍しくありません。テスト自動化ツールを利用すれば、手動で行うよりも低コストで製品の品質を確保できます。テストの実行に人手が必要なくなれば、リソースが不足していてもテストを実行できるでしょう。
ミスを防げる
システムによって正誤の判断ができるため、人為的なエラーやミスを防げます。正確でスピーディにテストを実行できるようになれば、効率的で高品質なテストを実現できるでしょう。テストが高速化することで、ミスやバグの早期発見にもつながります。
テスト自動化ツールの比較ポイント
テスト自動化ツールを選ぶ際の比較ポイントについて紹介していきます。
導入コストは適切か
テスト自動化ツールを導入するには、初期コストがかかります。そのため、導入によって初期コストの元を取れるかよく確認することが大切です。テスト自動化ツールはテストが効率的に行えるようになってから、コストの削減につながっていきます。テストを繰り返すことで初期コストを回収できるため、計画的に導入するのがポイントです。
実施するテストが自動化に向いているか
実行したいテストが自動化に向いているかを確認してから、ツールを選ぶ必要があります。導入の前にはしっかり調査・検討を行い、テストが自動化に向いていることを確かめておきましょう。
繰り返し実施する回帰テストや手動でのテスト実施が難しい性能テストのようなテストは、自動化に向いています。自動化に伴ってかかる費用や工数を考慮したうえで、自動化すべきか手動で行うべきかを判断しましょう。
テスト自動化ツール導入の流れ
目的を明確にする
まずはテストを自動化する目的を明確にしましょう。なぜテスト自動化ツールを導入するのか、どのような成果を上げたいのかを明確にすることで、テスト自動化が適しているのか見極めることができます。
テスト範囲を決める
目的を明確にしたらテストの対処範囲を決定します。テストには手動に向いているものと自動化したほうが効率的なものがあるため、テストの対象がどちらなのか見極める必要があります。さらに、どの範囲を自動化するのかを決定しましょう。導入と運用にかかるコストを算出し、損益比較をすれば範囲を決めやすくなります。
導入するツールの決定
どのようなテスト自動化ツールを導入するのかを選定し、具体的に検証を行います。対象となるシステムやテストの範囲・内容によっても適したツールは異なるため、比較したうえで費用対効果を考慮して選定してください。
環境の構築
ツールを導入したら環境を構築し、テストケースを作成します。改善を繰り返しながら、テストを実行します。