ISO14001運用支援コンサルティング会社は、「ISO14001を取得したが良い運用の仕方がわからない」「構築した環境マネジメントシステムを見直ししたい」といった課題を解決してくれる存在です。専門家のアドバイスに沿って運用することで、工数を削減し、ミスやトラブルが起こる可能性も抑えられます。
ただし、運用支援コンサルのサービスはサービス内容、料金など会社によって様々です。コストパフォーマンスや費用対効果を高めるには、自社に合った業者の選定が必要不可欠です。下記ではISO14001の運用支援コンサルティングを提供している会社を目的別に紹介していますので、ぜひ導入の参考としてご覧ください。
目的で選ぶ
ISO14001運用支援コンサルティング会社
【コスト重視】
ISO運用支援に充てられる予算が限られている中小企業向け
【サポート重視】
充実したサポートで、自社の手間をとにかく減らしたい企業向け
ISOコム

運用更新代行のみのプランは月々3.85万円~利用可能。審査の3ヵ月前から、数回の訪問コンサルを行っています。審査の立ち会い&アドバイスも対応。
UPF

2~3名のチームで認証の取得・運用を支援。現役の認定機関審査員が社員として在籍しており、訪問回数制限がなくなるプランも用意されています。
ISO14001運用支援コンサルティング9選を比較
こちらでは、ISO14001運用支援コンサルティングサービスをまとめています。それぞれのサービスの特徴をまとめていますので、比較を行う際などに参考にしてみてください。
画像をクリックすると、資料請求(ダウンロード)ページに移動します。
会社名 | サービスの特徴 |
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認証パートナー |
ISO取得・運用支援実績数全国ナンバーワン!経験豊富なコンサルタントが運用・更新を徹底サポート
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ISOプロ |
各業界に精通したコンサルタントがルールや文書を整理し現場ニーズに合わせたISO運用に改善!
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IsoPらぼ |
低価格・スピード・作業支援の三拍子揃ったISO認証サポート
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NTTテクノクロス |
ISO14001運用の課題を分析し、最適な改善策で効率化を支援 |
ISOコム |
運用更新代金のみなら月額4万円以下で利用可能。コストを抑えたい企業も利用可能 |
テクノソフト |
ISO認証や運用に応じて選べる多彩なコンサルティングプラン |
スリープロサポート |
自社工程60%相当のメンテナンスプランなら月3万円から利用可能 |
UPF |
現役の認定機関審査員が社員として在籍しており、スムーズな認証取得をサポート |
SOMPOリスクマネジメント |
EMS運用の不安を解消するISO事務局向け支援サービス |
インテグラ技術研究所 |
ISOサポート加入者向けに、ISO14001関連法規の運用支援をオプション提供 |
ISO14001運用支援とは?
ISO14001運用支援とは、企業が環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を導入・運用する際に受けられる専門的なサポートサービスです。このサービスは、新規認証取得に向けた準備だけでなく、運用開始後の日常管理、法令遵守、定期審査対応、書類管理など、幅広い領域を網羅しています。
企業が環境配慮型経営を実現し、社会的責任を果たすうえでISO14001は重要な規格です。しかし、導入・運用には専門的知識や多くの工数が必要とされるため、外部の運用支援サービスを活用することで、スムーズかつ確実な対応が可能になります。
ISO14001運用支援の具体的内容
認証取得のサポート
- 初めてISO14001の認証を取得する企業に対し、体制整備から文書類の作成までを支援。
- 審査機関による一次審査(文書審査)・二次審査(実地審査)への準備を全面的にサポート。
運用管理の支援
- EMS導入後はPDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)の適正な運用を指導。
- 定期審査・中間審査などに対応しながら、記録や文書類の管理体制を整備。
法規遵守と文書管理
- 約80種類ある環境関連法規の最新動向に対応し、法令遵守を徹底サポート。
- マネジメントレビューや必要書類の作成・更新を専門的に代行。
継続的改善とアフターフォロー
- 認証取得後も中間審査・更新審査、法改正への対応を支援。
- 長期にわたるEMSの定着と改善を後押し。
ISO14001運用支援に依頼するメリットは?
専門知識によるスムーズな運用
ISO14001は専門性が高いため、運用支援会社の知見を活用することで、制度構築や運用の不安を解消できます。EMSの理解が浅い場合でも、プロの指導によりスムーズな運用が可能になります。
工数削減と業務負担の軽減
文書作成や更新、審査対応などに要する工数を外部に委託できるため、社員の業務負担を大幅に軽減できます。これにより、本来の業務に集中しやすくなり、業務効率も向上します。
ミスやトラブルの予防
専門家のチェック体制により、法令対応の漏れや審査ミスなどのトラブルを未然に防止できます。リスク管理が強化されることで、企業の信頼性向上にもつながります。
生産性と業務効率の向上
EMSの運用は業務フローの見直しを促し、無駄の削減やコスト圧縮につながります。環境への配慮と同時に、企業全体の生産性向上も期待できます。
長期的な改善支援
支援会社は認証取得後も継続的にサポートを提供し、環境方針や法改正への対応を随時アドバイスしてくれます。こうした継続支援により、EMSが企業文化として定着しやすくなります。
ISO14001運用支援会社を選ぶ際のポイントは?
サービスの実務サポート範囲を確認
アドバイス中心の会社もありますが、文書作成や審査準備まで実務を代行してくれる支援会社を選ぶことで、社内の負担を軽減できます。具体的にどの範囲まで支援してもらえるのか、必ず確認しましょう。
費用対効果を検討
自社で運用した場合の人件費や工数と、支援サービスの費用を比較することが重要です。月額3万円台から提供されているサービスもあるため、コストと効果のバランスを見極めましょう。
専門性と実績の確認
審査員経験者や、業界トップクラスの支援実績を持つコンサルタントが在籍しているかどうかは重要な判断材料です。認証取得までのスピードや、更新支援の実績も併せてチェックしましょう。
柔軟な対応力とフォロー体制
訪問回数無制限、チームによるサポート体制、緊急時の対応力、法改正時の素早い対応など、自社に合わせた柔軟な支援ができる会社を選ぶことが理想です。
支援会社の選定においては、自社の課題やリソース状況に応じて、複数社を比較検討することが成功のカギとなります。ISO14001をただ取得するのではなく、実際に活用し、業務改善や環境配慮の一貫として機能させるためにも、最適なパートナー選びが欠かせません。
- 免責事項
- 本記事は、2023年9月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。