結婚式場・ブライダル事業とオウンドメディアの相性がいい理由
最終更新日:2024年03月07日
結婚式場やブライダル事業はオウンドメディアと親和性が高い
オウンドメディアは商品・サービスの集客に加えて、自社の認知度向上やスタッフの採用活動に役立つ情報媒体です。どんなコンテンツを提供するか、誰をターゲットに発信するかなど自社側で自由に決められるので、業界・業種を問わず多くの企業がマーケティングに取り入れています。
その中でも結婚式場やブライダル事業は、最終的な利益が生まれるまでの導線にWebが絡みやすいため、オウンドメディアとの親和性が高いです。
近年は婚姻数自体が減少している上、2020年に発生したコロナウイルス問題の影響もあるので、ブライダル業界は厳しい状況に置かれています。しかし、オウンドメディアによる広告戦略を実施すれば、まだまだ結婚式場・ブライダル業界は集客のチャンスを掴むことは十分に可能です。
そこで、オウンドメディアの特徴を踏まえつつ、まずは運用のメリット・デメリットから紹介していきます。
オウンドメディアを運用するメリット
オウンドメディアを適切に運用すれば、さまざまなメリットを得ることができます。
コンテンツを「資産」として保有できる
オウンドメディアと一口に言ってもいろいろなかたちがありますが、作成したコンテンツはすべて自社の「資産」として保有することができます。基本的にこちらから削除しない限り、コンテンツはWeb上に残り続けるため、恒久的な効果が見込めるというわけです。
また、企業案内・採用活動・メルマガのネタ作りなど、オウンドメディア内のコンテンツは集客以外の場面でも活用できます。
コストを抑えることができる
自社でオウンドメディアを運用する場合、サーバー料金やサイト制作費といった初期費用はかかりますが、人件費や管理費といったランニングコストを抑えることができます。また、オウンドメディアは自社保有なので、ポータルサイトやWeb広告のような掲載費用もかかりません。
運用体制やコンテンツ内容にもよりますが、他の情報媒体に比べるとコストは抑えやすいと言えるでしょう。
ブランディングができる
オウンドメディアで質の高いコンテンツを発信し続ければ、自社のブランド価値をどんどん高めることができます。その結果、企業の信用やイメージが向上するため、集客はもちろん採用にも良い影響が出てくるでしょう。
また、ブランディングが成功すれば顧客のロイヤリティも向上して、ゆくゆくは「ファン」になってくれるので、利益の安定・拡大を図ることもできます。
顧客データを入手できる
オウンドメディアに会員登録のシステムを導入している場合、氏名・住所・性別・年齢といった顧客データを手に入れることができます。
顧客データをもとにコンテンツの見直しを図ったり、新たな広告戦略を検討したりするなど、今後の改善につなげることが可能です。
自社でコントロールできる
オウンドメディアは自社保有の情報媒体なので、コンテンツの内容や発信するタイミング、更新・削除といったフォローをすべて自社側でコントロールできます。
即時性が高いキャンペーンを実施したり、日々のニュースに合わせてコンテンツ内容を変えたりするなど、臨機応変に対応できるでしょう。
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
オウンドメディアを運用するデメリット
オウンドメディアは便利ですが、いくつかデメリットもあります。
すぐ効果が出ない
オウンドメディアが効果を発揮するためには、ある程度コンテンツを蓄積する必要があります。Web広告のような即効性はないため、PV数や検索順位をこまめにチェックしながら、根気よく続けなければなりません。効果が出るまで、少なくとも3か月程度はかかると見込んだほうがいいでしょう。
難易度が高い
オウンドメディアの有用性は多くの企業に知れ渡っていますが、ブライダル業界も例外ではありません。検索上位には強力なオウンドメディアがひしめいているため、今からその中に入り込むのは決して簡単ではありません。
コンテンツの質が低いと悪影響が出る
オウンドメディアでは、質の高いコンテンツを継続的に発信することが大切です。宣伝色が強すぎる・誰も興味を持っていない・内容がわかりにくいなど、質の低いコンテンツばかり発信していると、自社の信用やイメージは逆に落ちてしまいます。
SEOのノウハウが必要
質の高いコンテンツをたくさん発信しても、誰かに見てもらわなければ意味がありません。オウンドメディアへの流入を増やすためには、まず検索上位に表示させることが大切です。そのため、SEOに関するノウハウも必要となってきます。
オウンドメディア活用のポイントは、複数メディアとの組み合わせ
ブランディングや見込み顧客との接点として活用できるオウンドメディア。しかし、制作したけど問い合わせにつなげる方法がよくわからず、なんとなく運用している企業も少なくありません。オウンドメディアが有効だといわれる所以は、複数メディアとの同時並行利用によって、自社を多角的に理解してもらうことができることにあります。
例えば、
- 雑誌やポータルサイトで認知度向上。ユーザーが二次検索をした際、ホームページやオウンドメディアで理解を深めてもらう。
- オウンドメディアを制作し、見込み顧客に接触。同時に、確度の高い反響を獲得するポジショニングメディアを運営。
- オウンドメディアで自社式場の特集を掲載。SNSを制作したコンテンツを拡散するツールとして使用し、接触できるユーザーを増やす。
など各メディアの役割を理解したうえで、横断的な導線を組み立てましょう。2021年、インターネットがますます普及するなか、ユーザーは複数のメディアを複合的に利用しています。受注につながるマーケティングを展開するためにポータルサイトやリスティング広告、オウンドメディア、ポジショニングメディアを認知、理解、反響獲得など目的別に使い分けるようにしましょう。
結婚式場・ブライダル業界の自社の強みを伝え、反響を獲得するマーケティング戦略については下記資料に掲載しております。よろしければダウンロードしてご参考ください。
良質なコンテンツを提供しているオウンドメディア事例
結婚式場・ブライダル事業の集客に役立つオウンドメディアですが、どんなサイトやコンテンツを作ればいいのか知りたいという方も多いかと思います。そこで、ぜひ参考にしてほしいオウンドメディア事例をまとめました。
ハナユメ結婚式準備ガイド
画像引用元:ハナユメ結婚式準備ガイド(https://hana-yume.net/howto/)
有名タレントをCMに起用するなど、近年特に注目を集めているブライダルサイト「ハナユメ」に属するオウンドメディアです。ハナユメと同じく株式会社エイチームブライズが運営しており、結婚式の準備に関するノウハウがたくさん掲載されています。
結婚あした研究所
画像引用元:結婚あした研究所(https://kekkon-ashita.weddingpark.co.jp/)
恋愛・妊活・夫婦関係・ブライダル職など、結婚に関する幅広い情報を提供しているオウンドメディアです。SNSと連携したコミュニティ「ふたりのカタチ」など、ユーザーが参画できるコンテンツもあります。運営元は株式会社ウエディングパークです。
Weddingday
画像引用元:Web招待状のWeddingday(https://weddingday.jp/)
結婚式や二次会の「Web招待状」を作成できる無料サービスです。株式会社canonicaが運営しており、約600万人のゲストが利用しています。参加者の出欠確認や事前の会費徴収にも対応しているため、とても便利です。
Resort Wedding Report(リゾートウェディングレポート)
画像引用元:ワタベウェディング(https://www.watabe-wedding.co.jp/resort_wedding/wedding_report/)
リゾートウェディング(リゾ婚)や海外挙式など、こだわりの結婚式に関する体験レポートを掲載しているオウンドメディアです。エリアやチャペルから検索して、結婚式のリアルな所感やアドバイスを調べることができます。運営元はワタベウェディング株式会社です。
Resort Wedding Report(リゾートウェディングレポート)
HOW TO MARRY
画像引用元:HOW TO MARRY(https://how-to-inc.com/)
株式会社ハウツーが運営している、結婚にまつわるノウハウ記事をまとめたオウンドメディアです。プロポーズのコツや式の演出、ドレスの選び方などさまざまな情報をチェックすることができます。SNSやYoutubeと連携していることも特徴的です。
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
結婚式場・ブライダル事業のオウンドメディアまとめ
結婚式場・ブライダル事業のマーケットは縮小傾向にあるため、ただ何となくオウンドメディアを運用しても集客にはつながりません。
競合他社に勝って生き残りを図るためには、独自性の高いコンテンツを発信することが大切です。
すでに圧倒的な優位性を持っているのであれば、その優位性や強みを活かしたポジショニングメディアという戦略を選ぶこともできます。オウンドメディアと異なり、競合との比較により貴社を選んでもらう戦略です。
ポジショニングメディアに興味を持ち、より詳しく知りたい方はポジショニングメディアについてまとめた資料も別途ご用意しています。ぜひダウンロードしてご活用ください。
弊社では、あらゆる業界に合わせて個別の集客プランを提案しています。ブライダル業界におけるエリアマーケティングやポジショニングメディアでも集客実績があるので、広告戦略でお悩みならぜひ一度ご相談ください。