インサイドセールス代行を選ぶ際、企業規模やニーズに応じた最適なパートナーを見つけることが成功の鍵です。スタートアップは迅速な成長支援、中小企業は効率的なリード獲得、大手企業は大規模な営業戦略が求められます。
本記事では、それぞれの規模に適したインサイドセールス代行会社を分類しました。インサイドセールス代行の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
インサイドセールス代行会社
スタートアップ企業に
おすすめのパートナー企業
中小企業に
おすすめのパートナー企業
大手企業に
おすすめのパートナー企業
Seneca(セネカ)

アウトサイドとインサイドセールスの両方に対応し、リード獲得から成約までをワンストップで支援。営業ノウハウを社内にスキーム化し、継続的な成長をサポートする。
ハジマリ

多くのスタートアップ企業の新規事業立ち上げを支援した実績を持ち、BtoB営業代行に特化している。95%以上のプロジェクトで営業KPIを達成している。
インサイドセールス代行がひと目でわかる一覧表
ここでは、インサイドセールス代行サービスを提供している会社を紹介していきます。それぞれの会社が提供しているサービスの特徴についてまとめていますので、自社のニーズに合った会社選びにお役立てください。
会社名 | サービスの特徴 |
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マスタープログレス |
トスアップ率30%のインサイドセールスに実績があるサービス
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ワールドスタッフィング |
高品質なレポートでプロセスを可視化!効果的なアプローチで「売れる仕組み」を構築できるサービス
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ニッセン |
40年以上のコールセンター対応実績を持つノウハウ豊富な代行業者
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バディネット |
官公庁など各種企業に合わせた専属チームを作り、営業活動に貢献
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ビートレード・パートナーズ |
営業の可視化×データ活用で受注率180%アップの実績を誇るインサイドセールス代行
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TSUMUGU WORKS |
反響型営業に強み!単なるフォロー架電ではなく、“温度感の高い顧客”を確実に掘り起こす
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NTTマーケティングアクトProCX |
全国40拠点・8,500席のキャパシティ!大量コールが必要な業務も柔軟に対応 |
Seneca(セネカ) |
営業戦略・戦術・代行・仕組み化までを支援 |
ハジマリ |
ベンチャー・スタートアップ企業で豊富な支援実績 |
リードナイン |
設計から運用まで6ヶ月で仕組み化できる |
セレブリックス |
数多くの実績をもとにした提案により営業力のアップを支援 |
ビートレード・パートナーズ |
お客さま企業の製品やサービスについて徹底的に理解 |
SORAプロジェクト |
長期的な視点で見込み客をじっくり育成 |
アイドマ・ホールディングス |
ツールとマンパワーの両面でお客さまの営業を支援 |
SALES ROBOTICS |
独自の企業データや活動分析データを活用した施策を提案 |
アースリンク |
お客さまの状況・ニーズに応じた対応が可能 |
RECERO |
独自メソッドをもとにしたプッシュ型インサイドセールス代行 |
コムレイズ・インキュベート |
組織立上げからスケールまで段階に合ったサービスを提供 |
ウィルオブ・ワーク |
リード創出からクロージングまでカスタマイズ可 |
リーグル |
論理的なアプローチで売上と利益向上を目指す |
ブリッジインターナショナル |
創業20年以上!インサイドセールスの支援実績数 |
インサイドセールスとは
インサイドセールスとは
「インサイドセールス」とは見込み顧客(リード)を対象としてメールや電話、ウェブ会議ツールを活用しながら非対面での営業活動を行うという営業手法を指しています。その目的は、成約率のアップや見込み客の購買意欲をアップさせるという点にあります。
インサイドセールス代行とは
「インサイドセールス代行」とは、上記でご説明したインサイドセールスの業務を代行するサービスです。インサイドセールスは内勤型の営業となりお客さまを直接訪問するわけではないため、代行サービスの活用により1日で多くのお客さまへのアプローチが可能となります。
また、インサイドセールス代行サービスを提供している会社の場合、専門のスタッフが揃っているため自社スタッフによるインサイドセールスよりも成果を上げられると期待できます。提供しているサービスの範囲はそれぞれの会社によって異なるため、あらかじめ確認した上での依頼が大切です。
インサイドセールス代行の需要が高まっている理由
非対面型営業の需要が高まっているため
インサイドセールス代行サービスの需要が高まっている理由のひとつとして、「非対面型の営業の需要が高まっている」という点が挙げられます。近年、新型コロナウイルス感染の拡大の影響により、実際にお客さまに会う対面型の営業よりも、非対面型の営業が行われるようになりました。
電話やメールを活用してアプローチを行った結果から、確度の高いお客さまにのみ対面型での商談を行うといったスタイルを取り入れる企業が増えているものの、直接お客さまと対面するわけではない非対面型の営業は、対面型の営業とはまた異なるスキルが必要となります。
これまで対面型の営業を行ってきた企業が急に非対面型の営業に切り替えるのは難しい部分があるため、インサイドセールスのプロに依頼する代行サービスの需要が高まっているといえるのです。このように、自社が得意な部分のみを担当できる体制を作ることにより、商談にも集中できるようになります。
インサイドセールスに必要な設備を用意する必要がないため
インサイドセールスを行うには、たとえば電話設備やメール一斉配信に対応できるシステムなど、多くの設備を備える必要が出てきますが、設備を揃えるには当然コストがかかります。
その点、代行会社に依頼することによって、このような設備に費用をかけずにインサイドセールスを行っていくことが可能になります。また、すぐにスタートできるといった面もあることから、インサイドセールス代行のサービスの需要が高まっている、といった面もあります。
インサイドセールス代行に依頼できること
ヒアリング
見込み客と会話をする中で、情報を引き出すための「ヒアリング」を行うことが可能です。
例えば資料請求の理由や見込み客の業務内容、組織体制を確認し、決裁権を持っている人物について確認できれば、誰に対して商談を行うべきか、といった点がわかります。そのほかにも決算期などをヒアリングできればより良いタイミングでのアプローチができるようになります。
見込み客に情報提供
見込み客に対して情報提供を行って購買意識を高めるのもインサイドセールス代行の役割のひとつとなっています。いくら見込み客とはいえ、すぐに購買に結びつくわけではないため、お客さまのニーズや予算などに応じて商品やサービスの情報提供を行い、購買意識を高めていきます。
リードの獲得
見込み客(リード)を集めてリスト化することを「リード獲得」と呼びます。この部分は基本的にマーケティング部門が担当するところではあるものの、リード獲得もサービスの範囲としているインサイドセールス代行サービスもあります。
アポイントの獲得
さまざまな情報提供を行い、お客さまの購買意識が高まったところでアポイントの獲得を行います。ただし、十分に購買意識が高まっていないお客さまに対してはアポイントの獲得は行いません。このように、アポイントを取り付けるかどうかの判断をしっかりと行えるため、無駄な商談の削減にもつながります。
クロージング
インサイドセールスの場合、基本的にはアポイントを獲得して外勤の営業に引き継ぎするところまでをサービス提供範囲としているところが多いものの、中にはクロージングまで行うといったケースもあります。
比較的説明が簡単な商品やサービスなどについては、インサイドセールスによるクロージングまで行えれば外勤営業がお客さまを訪問するためのコストを削減できます。
インサイドセールス代行のメリット・デメリット
インサイドセールス代行を利用するメリット
インサイドセールス代行を利用する場合に得られるメリットは下記のような内容が挙げられます。
- 効率的な営業活動につなげられる
- インサイドセールスに必要な設備投資にかかるコストを抑えられる
- 採用・育成コストを抑えられる
まず、インサイドセールス代行の利用によって確度の高い見込み客のみに対面でのアプローチを行えるようになるため、効率的な営業活動を行えるようになります。さらに、架電設備やメール送信システムといったインサイドセールスに必要な設備を揃えるためのコストを抑えられる点もメリットです。
加えて、代行サービスを利用することによりインサイドセールスに必要なスキルを持ったスタッフが対応してくれるため、自社で専用のスタッフを採用し、育成するためのコストを削減できるといった面もあります。
インサイドセールス代行を利用するデメリット
また、インサイドセールス代行を利用する際に考えられるデメリットとしては、下記のような内容が挙げられます。
- 情報共有の不足によりリードを失う可能性がある
- 対面型の商談と比べるとコミュニケーションが希薄になることがある
まず、インサイドセールス代行を利用する際には情報共有をしっかりと行い、自社の商品やサービスについて十分な理解をしてもらう必要があります。情報共有ができていない場合、必要な情報共有ができず見込み客を失う可能性も否定できません。
また、対面の営業と比べるとどうしてもインサイドセールスはお客さまとのコミュニケーションが希薄になってしまうというデメリットもあります。
インサイドセールス代行の比較ポイント
自社のニーズに合った業務に対応しているかを比較する
インサイドセールス代行を行っている会社によってサービス内容が異なります。このことから、依頼をしようとしている会社は自社が求める範囲の業務に対応しているか、といった点をあらかじめ確認しておくことが重要です。
そのためにも、まずは自社がどのような課題を抱えているのかを明らかにし、どのような業務を依頼したら良いのかといった点をはっきりさせることによりどの会社に依頼すればよいか、という点が判断できます。
報酬体系を比較する
依頼しようとしているインサイドセールス代行サービスの料金体系の確認も必要なポイントです。料金体系は、主に「成果報酬型」と「固定報酬型」の2通りに分かれます。
成果報酬型は成果に応じた報酬を支払う形、固定報酬性は決められた報酬を支払うといった形です。自社の予算やニーズに合わせて、どちらの方式が良いのかといった点をしっかりと検討した上で代行サービスを選ぶことがおすすめといえます。
実績を比較する
より良い成果を求めるためには、その会社がこれまでにどのような実績を上げてきたかという点についても確認しておきます。ここでのポイントは、自社と同じ業界での実績があるかどうか、また販売したいと考えている商材での経験があるかどうか、といった点です。
ホームページなどで実績を公開している会社も多いため、あらかじめチェックしておくこともおすすめです。
インサイドセールス代行の費用相場
- 固定報酬型: 月間50万~60万円程度
- 成果報酬型: 商談アポ1件あたり15,000~20,000円程度
インサイドセールス代行の費用相場は、固定報酬型は月額価格になることが多く、社員1〜2名分のコスト程度が相場です。成果の出ない導入初期でも価格は高くなりますが、コンサルティングやツール導入などによって長期的には成果を出しやすくなります。
一方の成果報酬型の場合、商談アポが20件以下であれば低コストですが、数十件以上の成果が出ると料金は高額になります。希望する成果量に応じて、どちらの価格相場がよいのかご検討ください。
インサイドセールスとテレアポの違い
目的
インサイドセールスが担う業務には、テレアポのプロセスも含まれます。しかし、従来の営業マンが行っていたテレアポとは大きく異なります。
まず大きく違うのが目的です。インサイドセールスで電話をかける目的は、見込み顧客の育成です。たとえアポを取ることが最終目標であったとしても、目的はあくまでナーチャリングなのです。一方で、従来のテレアポはアポ獲得が目的であり、目標もアポが何件取れたかということになります。
成果の目安
成果の目安は、目的が変われば変わります。テレアポの成果指標は分かりやすいでしょう。たいていの場合、アポの件数となります。一方、インサイドセールスの成果指標はそれほど明確ではありません。目的によって異なりますが、潜在ニーズや課題を引き出せたか、解決策が提示できたかといった細かい指標のほか、見込み度の高いアポが何件獲得できたかという指標も考えられます。
活動期間
活動期間に関しても異なります。テレアポは一時的な面が強く、インサイドセールスは長期的な活動という意味で、時間軸にも違いがあります。
テレアポは一斉にリストに電話をかけ、その場で何件アポが取れたかが勝負ですが、インサイドセールスはただその場でアポが取れればいいのではなく、長期的なコミュニケーションの中で見込み度を高め、その過程でアポを取り、確実に商談につながる見込み顧客を創出する業務です。同じアポ取りの電話一つとっても、テレアポとインサイドセールス代行には時間の観点に違いがあります。
インサイドセールス代行導入の際によくある質問
Q1.インサイドセールス代行に依頼できることは何ですか?
インサイドセールス代行に依頼した場合、見込み客に対するヒアリングや情報提供、そしてアポイントの獲得といった点を依頼できます。また、代行サービスを提供している会社によっては、クロージングやリードの獲得といった部分まで対応しているケースもあります。
Q2.インサイドセールス代行の選び方を教えてください
インサイドセールス代行を選択する場合には、「自社が求める範囲の業務に対応しているか」といった点や「これまでの実績」、「報酬体系を確認する」といった点についての確認が必要となります。
特に自社のニーズに合ったサービスを受けるためには、まず自社がどのような課題を抱えているのか、またどのような業務を依頼したいのかといった点を明確にすることも大切なポイントです。
ここまでご紹介してきたように、インサイドセールスの代行サービスを提供している会社はたくさんあります。
インサイドセールス代行のまとめ
こちらの記事では、さまざまなインサイドセールス代行について紹介してきました。自社のニーズに合った会社を探すためにも、ぜひ本記事で紹介している内容を参考にしてみてください。
- 免責事項
- 本記事は、2023年7月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。