PRアナライザー(PR Analyzer)の導入事例や費用、口コミ評判をまとめてリサーチ
最終更新日:2023年02月17日
「広報の効果測定をどうしたらいいかわからない」「各媒体のクリッピングに毎日多くの時間を取られている」「競合の情報を知りたい」といったお悩みを抱えている広報担当の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらの記事では、広報効果測定ツール「PRアナライザー」をご紹介していきます。こちらのツールが持つ特徴や導入事例、口コミ、プラン内容などをまとめていますので、ツール導入の検討材料として参考にしていただけると幸いです。
また、広報効果測定ツールを検討されている方向けに役立つまとめ記事を準備しておりますので、よろしければご覧下さい。
広報・PRの効果測定方法
とツールを徹底解説
PRアナライザーの特徴
「PRアナライザー」とは、テレビや新聞、雑誌、Web、Twitterを網羅し、クリッピングから分析までを一元管理できるツールです。このツールを使用することにより、広報の効果測定を行えます。ここでは、PRアナライザーの特徴についてご紹介します。
7,000以上の媒体を網羅している
PRアナライザーには多彩な機能が搭載されており、テレビ・新聞・雑誌・Webサイト合計7,000以上の媒体(※)のほか、Twitterの言及数・口コミ内容、Web記事のSNS波及まで網羅している点が大きな特徴のひとつです。この機能によって、これまで手作業で行っていたクリッピング作業の手間が大幅に削減できます。
※参照元:PRアナライザー公式HP(https://www.pranalyzer.jp/info/function/)
広報活動の改善点などの検討にも活用できる
さらに、従来の掲載件数や広告換算費に加えてリーチ数の自動算出を行える機能も搭載しています。こちらの機能によってWebサイトのデータや問い合わせ数といったさまざまな組み合わせによる分析ができるため、広報やPRの効果をより細かく測定することが可能です。
さまざまな指標を自動算出して活動を分析することによって、広報活動における改善点の検討も可能になります。さらに、プレスリリースなどの施策別・テーマ別などにタグを付けられる内容分類機能、重点媒体の測定やSNS波及数の測定などにも対応しています。
このような機能を活用することによって掲載記事の質を可視化ができ、効果測定の幅を広げられます。
競合ブランドの露出状況の把握も可能
PRアナライザーは複数ブランドのクリッピングにも対応しており、社内の複数ブランドに関する露出を分けて管理できますし、競合ブランドの露出状況の把握も可能です。この機能を利用すると競合ブランドと比較した場合に「どこが自社の強み・弱みなのか」といった点について複数指標でスコア化を行えるため、以後の広報活動に活かせます。
そのほか、ダッシュボードではそれぞれの指標をグラフで確認できるため、レポート作成を効率化できる点も特徴です。例えばリリースや発表会に備え、プロジェクトごとの掲載成果の整理も行えます。
カスタマーサクセス担当がお客様をしっかりサポート
PRアナライザー導入においては、効果測定のプロが運用面をサポートするといった点も特徴です。カスタマーサクセス担当のスタッフが、それぞれの企業が持つ要望に応じたKPI設計やレポート作りをサポートしていきます。
さらに、PRアナライザーのコミュニティを活用してユーザー同士の情報交換を行うことが可能といったように、多角的に広報活動を支援しています。
PRアナライザーの利用料金
PRアナライザーの料金は公式ホームページでは公開されていませんが、プランにより料金が分かれるという形になっています。プランの種類は下記の通りです(料金詳細は直接お問い合わせください)。
- プラン1:自社の掲載を把握したい場合
ブランドに関する記事掲載・番組への露出クリッピング、広告換算値やリーチ数などを自動算出 - プラン2:全媒体の掲載を分析したい場合
テレビ・新聞・雑誌・Webへの掲載について網羅的にクリッピングを行い効果測定。プロジェクトごとの効果分析やグラフ化も行える - プラン3:露出競合もしっかり分析したい場合
複数ブランドにおけるテレビ・新聞・雑誌・Webへの掲載についてクリッピング・効果測定を実施。競合比較も可能 - プラン4:生活者の反響も把握したい場合
従来メディアの掲載記事クリッピングに加え、Twitterにおけるブランドに関する生活者のツイートの内容把握や分析まで実施
PRアナライザーの評判・口コミ
掲載状況をすぐに次の施策に活かせる
(前略)導入前は掲載レポートを月に1度確認していたのですが、これだとタイムラグがあり、すぐに振り返ることが出来ませんでした。PR Analyzerを導入してからは、施策の次の日にはすぐ掲載状況を確認できるため、次の施策に活かすことができます。
例えば、プレスリリースごとの掲載結果も比較できるようになりました。(後略)引用元:PRアナライザー公式HP 導入事例インタビュー(https://www.pranalyzer.jp/info/customers/japan-airlines/)
掲載状況の報告がしやすくなった
毎日掲載をチェックしているので、自動的に露出記事が集計され、テレビ・新聞・雑誌・Webがまとめて確認できるのは使いやすいと感じています。月次のレポーティングでも、リーチ数を含めた指標で成果を示すことができ、報告しやすいです。(後略)引用元:PRアナライザー公式HP 導入事例インタビュー(https://www.pranalyzer.jp/info/customers/i-ne/)
正確な数値を把握できる
(前略)PR Analyzerは、私が把握しきれていなかった拡散の状況を伝えてくれます。そのおかげで、拡散という世界が広がる感覚もありますし、正確な数値を知ることができるようになりました。引用元:PRアナライザー公式HP 導入事例インタビュー(h https://www.pranalyzer.jp/info/customers/isetan/)
記事を整理するための工数を削減できた
PR Analyzerを導入する前は、手動で記事を分類していたんですよ。導入後、キーワードを入力しておけば自動分類される機能を知り、整理する工数が下がりました。
意識している発信がどのように広がっているか可視化できますし、活動にも活かしています。(後略)引用元:PRアナライザー公式HP 導入事例インタビュー(https://www.pranalyzer.jp/info/customers/euglena/)
PRアナライザーの導入事例
クリッピングから分析まで一元管理が可能に
各メディアの掲載確認・クリッピング作業を大幅に効率化
公益財団法人日本財団における導入事例です。同財団では、PRアナライザーの導入前には新聞やテレビ、雑誌、Webといったメディアの種類ごとに担当者を分け、人の手にてクリッピングと掲載確認を行っていました(例えば新聞の場合には毎日2時間ほど時間をかけて確認・クリッピングを実施)。
しかし、PRアナライザーの導入後にはその作業が必要なくなったことで手間をかけずに掲載状況を確認・データの算出、分析までできるため大幅に業務を効率化できています。
「タグ分類」機能を活用
月に20本以上のプレスリリースを配信しており、リリースごとの掲載記事について人力で確認・分類・集計を行っていましたが、PRアナライザーの機能である「タグ分類」を使用することによって活動ごとのリリースの掲載結果集計とレポートに要する時間・手間の削減にもつなげられています。
またPRの効果について尋ねられた場合にも、システムにてキーワード検索を行うことによって掲載情報をすぐに確認し、報告できるようになったというメリットも得られています。
参照元:PRアナライザー公式HP 導入事例インタビュー(https://www.pranalyzer.jp/info/customers/the-nippon-foundation/)
数字に基づく定量的な効果測定に活用
曖昧・大雑把な評価から脱却できた
大都市圏に放送エリアを持つ、株式会社テレビ東京におけるPRアナライザーの導入事例です。同社では、数値に基づく定量的な効果測定を行うために2021年より総合プロモーション部にてPRアナライザーを導入しています。
ツールの導入により、担当者の主観に頼った曖昧な評価や、ネットニュースに上がったといった大雑把な評価から脱却できた点が導入効果のひとつとして挙げられています。
社外に対しても数値を使った見込みが説明できるようになった
また、活動の効果が数値化・可視化できるようになったことで関係者に共有ができるようになったため、他の部署からも同部署での取り組みについて評価・理解されやすくなったという面もあります。
さらに社外でのコミュニケーションにもPRアナライザーのデータが活用されています。一例として、スポンサーなどに対しても広報やPR活動の効果について数値を使って見込み・結果を伝えることが可能に。このような、ビジネス的な側面においてもPRアナライザー導入によるメリットを感じられています。
参照元:PRアナライザー公式HP 導入事例インタビュー(https://www.pranalyzer.jp/info/customers/tv-tokyo/)
PR活動におけるPDCAの効率化につなげる
正確なデータを可視化できるようになった
法人向け通販「ASKUL」や個人向け通販「LOHACO」を手掛けるアスクル株式会社では、広報チームにおいて2015年よりPRアナライザーを導入して広報業務に活用しています。
同社では、PRアナライザーにて関連キーワードを登録し、紙媒体・Webなどに掲載された記事をクリッピングした上で、内容によってタグ付けを実施。その上で広告換算費やリーチ数、SNS波及数などのデータをCSV出力してレポートを行っています。以前は手作業で行っていた作業を効率化することができ、正確なデータを得られるようになりました。
月次レポートの作成が可能に
上記のように業務を効率化できたことから、これまでは半年に一度のレポート作成だったものが、月次レポートの作成が可能になったという変化が生まれました。今後は他の企業の事例を知った上で参考にしながら、新しい機能を活用していきたいというコメントが寄せられています。
参照元:PRアナライザー公式HP 導入事例インタビュー(https://www.pranalyzer.jp/info/customers/askul/)
効果測定と成果の評価を行えるようになった
ターゲットメディアに対する測定が可能な点が魅力
マンション・戸建のリノベーション分譲事業をはじめとした、不動産に関わる幅広い事業を展開する株式会社リビタによる導入事例です。同社では、Webや新聞、テレビ、雑誌を一元的に効果測定できること、さらにリーチ数を計測できるという点からPRアナライザーを導入。さらに、ターゲットメディアに関して掲載数・リーチ数の測定も可能である、というPRアナライザーの特徴にも魅力を感じている、とコメントしています。
現状分析がしやすくなった
PRアナライザー導入後は、設定したキーワードに従って複数のメディアの記事から自動的・網羅的なクリッピングが可能となり、さらにデータが蓄積されることによって現状分析がしやすくなりました。
また、PRアナライザーのサポートについては、新機能がリリースされたタイミングで都度説明が受けられることについて高く評価しています。
参照元:PRアナライザー公式HP 導入事例インタビュー(https://www.pranalyzer.jp/info/customers/rebita/)
まとめ
テレビ、新聞、雑誌、Web、Twitterを網羅し、クリッピングだけではなく分析までを行うことによって広報効果の測定ができる「PRアナライザー」を紹介しました。同ツールの導入によりこれまで手作業で行っていた掲載確認やクリッピングの作業が自動化され、大幅に業務の効率化を図るとともに、分析まで一元管理可能に。人の感覚などに頼らない広報活動の効果測定ができるようになります。
以上をまとめると、PRアナライザーは「広報活動の効果を正しく知りたい」、「クリッピングに要する作業を効率化したい」「競合の情報を知って広報活動に活かしたい」と考える企業におすすめのサービスです。
また、ほかの広報効果測定ツールと比較して自社に合ったツール選びをされたい方に向けに、下記記事にて広報効果測定方法やツールも解説をしています。ぜひご覧下さい。
広報・PRの効果測定方法
とツールを徹底解説