代理店の募集方法とは?Web上で募集できるサイトも併せて紹介します
最終更新日:2024年04月03日
売上が伸びない、自社だけでは販路開拓に限界があるなど、販売戦略に課題を抱えていませんか。販売戦略に行き詰まりを感じている企業は、代理店の募集をおすすめします。代理店で販路を開拓すれば、自社で広めるよりもスピード感を持って認知拡大が図れるでしょう。
ここでは、代理店の募集をかけるメリットと、募集方法について詳しく解説しています。また、Web上で募集を行える代理店募集サイトも5つ紹介しているので、代理店募集時にお役立てください。
代理店を募集するメリット
まずは、代理店を募集するメリットについて解説しています。代理店を募集するか悩んでいる企業様は、下記を参考にご検討ください。
(1)販路を拡大しやすく、収益増額に繋がる
企業が代理店を募集するメリットとして、販路拡大しやすいことが挙げられます。自社で店舗を一軒ずつ増やすよりも、遥かに速く店舗数を増やせます。営業活動も各代理店が行うため、自社で一から営業をかけるよりも、企業やサービスの認知拡大を狙えるでしょう。
(2)営業活動費・広告費・人件費の削減に繋がる
代理店の募集は、コスト削減にも繋がります。営業活動には人件費がかかり、サービスの認知向上には広告費が発生します。代理店を募集すれば、サービスの広告は各代理店が行うほか、自社で従業員を雇用する必要がなくなるのがメリットです。
需要の増減に合わせて、従業員新規採用したり解雇したりする手間が省けるでしょう。また、従業員の教育にかけるコストを削減できる分、製品や開発費に充てることができます。
(3)代理店の増加とともに顧客との接点が増える
代理店を増やすことで、顧客との接点も増やせます。自社で販路を拡大する場合、増やせる店舗には限りがあり、顧客との接点が少なくなります。ところが、代理店であれば、一気に店舗数を増加させることができ、顧客接点を増やすことが容易になるでしょう。
また、各代理店のデータを取得できるため、顧客の声を拾いやすくなります。そうした声は商品開発や改良に活かすことが可能であり、販売戦略の見直しにも繋がります。
代理店を募集するための5つの方法
続いて、代理店を募集するための5つの方法について解説していきます。ダイレクトメール・テレアポ・Webでの募集・募集サイトへの掲載を選択する際のメリットとデメリットを確認しましょう。
ダイレクトメール(DM)の送信
代理店の募集でダイレクトメール(DM)を送る方法では、一気に数十社にアプローチをかけられるメリットが得られます。一社ずつ足を運ぶよりも、効率的に自社のサービスや制度の紹介が可能です。DM発送は外部に委託することも可能なため、自社での作業負担は軽減できるでしょう。
一方で、DMは他社の情報に埋もれ、開封されにくいといったデメリットも存在します。Eメールと郵送のどちらのスタイルを取っても、情報が埋もれる可能性はゼロではありません。さらに、Eメールは迷惑メールに振り分けられたり、郵送はコストがかさんだりする恐れも。デメリットをふまえたうえで、スピード感を持って販路を拡大したい企業は、DMの活用が向いていると言えるでしょう。
電話でのアプローチ
代理店を募集する際に電話でアプローチをかける場合は、担当者に直接営業をかけられるメリットがあります。うまく行けば候補に挙がりやすくなり、前向きに検討してもらうことが可能です。相手が必要とする際に電話をかけられれば、反響が期待できます。
とはいえ、テレアポにもデメリットはあり、担当者に繋がりにくいといった側面もあるものです。担当者が不在だったり、門前払いだったりと、時間と努力がかかる可能性が高いと言えます。競合他社からの営業も少なくないため、適切なタイミングでの声掛けが重要でしょう。相手が必要とするタイミングで営業をかけることで、より真剣に検討してもらえるようになります。
公式ホームページやオウンドメディアでの募集
代理店を募集する際に、公式ホームページやオウンドメディアを通して呼び掛ける方法は、自社とニーズが合うユーザーにアプローチがかけられるメリットがあります。上記のDMやテレアポなどのプッシュ型の営業手法とは異なり、手当たり次第に営業をかける手間がありません。
Webサイトの場合、代理で売る商材などを積極的に探しているユーザーと出会えますので、質の良い反響が期待できます。
ただし、デメリットとしてはWebマーケティングやSEOのノウハウが必要という点が挙げられます、効果的なWebサイトを制作しなければ、検索エンジンで上位表示を狙うのは難しいです。検索エンジンで下位表示になると、競合他社の情報に埋もれ、自社のサービスや制度に注目を集めるのは至難の業と言えます。
ホームページやオウンドメディアで効果的に募集をかけたい場合は、Webマーケティングを専門とする外部の企業に相談することをおすすめします。
代理店募集サイトへの掲載
代理店募集サイトへ掲載すると、契約に意欲的な企業に営業をかけられるメリットが得られます。向こうは様々なサービスの中から、契約を結ぶ企業を選定している最中なので、成果に繋げやすくなります。また、自社が進出していないエリアまで販路開拓ができる可能性があり、サービスの認知拡大に期待が持てるでしょう。
とはいえ、代理店募集サイトは、競合他社が多く集まっているというデメリットもあります。競合他社と比較されやすくなり、適切なアプローチをかけられなければ、費用対効果が合わない可能性が出てきます。既に自社に差別化のノウハウを蓄積しており、競争優位性を確立できる企業に向いている手法です。
ポジショニングメディアの構築
ポジショニングメディアとは、市場における自社の立ち位置を見込み顧客に伝えるために特化したWebメディアです。公式ホームページと切り離して、個別に立ち上げて運営するメディアです。
代理店の募集にポジショニングメディアを構築するメリットは、競争優位性を確立しやすい点にあります。ポジショニングメディアは新規で立ち上げるWebサイトのため、自社と契約を結ぶ可能性が高い企業に最適化したコンテンツが盛り込めます。
ポジショニングメディアでは、市場における自社の立ち位置を明確したうえで、会社や商材の魅力をアピールします。その結果、自ずと成約に繋がりやすい企業からの問い合わせを獲得できます。自社のサービスや制度に納得しているユーザー、関心を寄せているユーザーから問い合わせが来るようになり、商談を効率良く進められます。
競争優位性を確立できていないと、あくまでも検討段階であらゆる企業から情報収集をしているユーザーからの問い合わせが増加する傾向があります。なかには本気度の高い企業からの問い合わせも含まれていますが、選別が難しく、必要以上に労力を割かなければならないケースも多いです。ポジショニングメディアは、そういった選別の手間を省けるのが利点です。
また、手当たり次第に営業をかける手法と異なり、ポジショニングメディアは課題の解決方法を探しているユーザーに「答え」を提供する媒体です。そのため、ユーザーが自社に対して良くない印象を抱きづらいというメリットもあります。
代理店が募集できるサイト5選
次には、代理店を募集できるサイトを5つ紹介していきます。メディアへの掲載だけでユーザーからの問い合わせを獲得したいと考えている方はは、各サイトの特徴や料金を参考に比較検討してみてください。
アントレ
アントレの特徴と機能
アントレは20年以上の運営実績がある、独立開業を考える企業と、店舗拡大したい法人を結ぶメディアです。FC展開を考える法人に対し、募集計画の策定から課題の特定に至るまで伴走してサポート。法人の強みが活きる募集要項を作成し、プロモーション活動を行ってくれるため、認知拡大を狙えます。
コールセンターやセミナーの活用で幅広い層にリーチ
アントレは外部コールセンターを導入しているため、代理店契約を検討している企業に直ぐアプローチをかけられる体制が整っています。コールセンターやセミナーの活用により、面談率を向上させ、幅広い層にリーチします。会員は32万人に上り、月間訪問UU数も78.6万人と活発に利用されているため(2021年6月時点)、スピード感を持って募集できるでしょう。
※参照元:アントレ公式サイト(https://entrenet.jp/others/ad/index.htm?cbn=top_service_ad)
アントレの掲載の形と料金
公式サイトに情報がありませんでした。
運営会社の概要
会社名 | 株式会社アントレ |
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所在地 | 東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル11F |
公式HP | https://entrenet.jp/ |
電話番号 | 0120-664-410 |
代理店募集.com
代理店募集.comの特徴と機能
代理店募集.comは成果報酬型の代理店募集サイトです。資料請求の数に応じて成果報酬を支払う仕組みとなっており、報酬の上限額が決まっています。そのため、請求が増えてもコストがかさむ心配がありません。また、複数商材を募集する際も、単独で商材を募集する際と上限額が変わらないため、コストパフォーマンスに優れています。
法人のみ募集をかけることも可能で、商談に繋げやすい層を狙ってアプローチをかけられます。
平均コンタクト率が8割、契約率2割を誇る
代理店募集.comは平均コンタクト率が約8割で、資料請求後の契約率は約2割を誇ります。資料請求のみでコストを圧迫する心配がなくなるほか、募集は最短3日で開始できます。代理店向けの資料の作成が出来ていない場合も一貫してサポートしているので、スピード感を持って代理店募集を行えるでしょう。
※参照元:代理店募集.com(https://b-seeds.com/contact)
代理店募集.comの掲載の形と料金
資料請求型の応募スタイル
成果報酬型
初期費用0円
資料請求1件につき5,500円(税込)
商材の複数募集でも上限額11万円(税込)
運営会社の概要
会社名 | 株式会社プライスレス |
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所在地 | 東京都世田谷区三軒茶屋1-32-3-1F |
公式HP | https://b-seeds.com/ |
電話番号 | 03-3605-4147 |
代理店本舗
代理店本舗の特徴と機能
代理店本舗は、最短即日掲載ができる代理店募集サイトです。法人・個人事業主問わず募集掲載が可能で、Webからの問い合わせは24時間受け付けています。コストを抑えて掲載できるため、スモールスタートさせたい企業に向いています。
掲載比率の多い上位3位の業種としては、IT・通信が36.52%、サービス業20.87%、美容・健康9.57%が挙げられ、IT業界やサービス業界の掲載実績が豊富です(2020年10月1日時点)。
1アカウントで複数の代理店募集ができる
代理店本舗は資料請求型の募集サイトであり、1つのアカウントで複数の代理店募集が行えます。また、運営会社である株式会社イークルは、SEO対策・リスティング広告・SNSプロモーションを手掛けており、差別化を図るためのノウハウを蓄積しています。検索エンジンで上位表示させ、幅広い層にリーチさせることが可能です。
※参照元:代理店本舗(https://dairitenboshu.com/keisai)
代理店本舗の掲載の形と料金
資料請求型の募集サイトです。公式サイトに、料金に関する掲載は見つかりませんでした。
運営会社の概要
会社名 | 株式会社イークル |
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所在地 | 東京都新宿区山吹町346 シマダビル6F |
公式HP | https://dairitenboshu.com/ |
電話番号 | 03-5579-2609(問い合わせはフォームから受付中) |
ビズマッチ
ビズマッチの特徴と機能
ビズマッチは、資料請求型の代理店募集サイトです。運営会社である株式会社Daiは、独立開業情報サイト「フランチャイズWebリポート」を運営しており、SEO対策などのノウハウを蓄積しています。独立開業を考える個人や法人にターゲットを絞り、資料請求を後押しするため、営業効率をアップできるでしょう。
毎週ランキング形式で紹介してもらえる
ビズマッチは、商材のメリット・ビジネスモデル・開業の流れの3つを掲載できます。注目度の高い掲載情報は、毎週ランキング形式で紹介されるため、認知拡大に繋がります。営業とは異なり、加盟情報は24時間365日掲載できるので、代理店募集の窓口として活用することも可能です。
ビズマッチの掲載の形と料金
資料請求型の代理店募集サイトです。公式サイトに料金に関する情報は見つかりませんでした。
運営会社の概要
会社名 | 株式会社Dai |
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所在地 | 京都市中京区西方寺町160-2 船越メディカルビル2F |
公式HP | https://bmatch.jp/ |
電話番号 | 記載なし |
カケハシ
カケハシの特徴と機能
カケハシは、全国に対応している代理店・フランチャイズ加盟店募集サイトです。2022年10月時点の掲載数は約100件で、競争がそれほど激しくない媒体だと言えます。代理店を探している企業は、一般的なビジネス概要に加え、募集エリア、契約形態、報酬タイプなど、ニーズに合わせて情報を多く掲載できます。
専用オンライン相談機能付きのプラットフォーム
カケハシは新規営開拓営業を専門としている会社に運営されており、サイトは営業目線で構築されています。また、プラットフォームには専用オンライン相談機能も付いているため、掲載の効果が実感できない場合は気軽に運営会社からアドバイスをもらうことが可能です。また、相互チャット機能や運営会社によるマッチングサービスも機能として盛り込まれています。
代理店募集ナビの掲載の形と料金
公式サイトに情報がありませんでした。
運営会社の概要
会社名 | SANGO株式会社 |
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所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西1丁目10番10号 若葉西ビル4階 |
公式HP | https://www.san-go.co.jp/ |
電話番号 | 03-3462-1125(カケハシのお問い合わせ用電話番号) |
代理店の募集で重要なのは「マッチ度」
代理店の募集サイトは資料請求型が多く、請求ごとに料金が加算される成果報酬スタイルが一般的です。競合他社も多く掲出しているので、差別化が図れないと情報が埋もれやすくなります。
代理店を募集する際はマッチ度を大切にして、自社サービスに関心を持つ個人や法人を集客することをおすすめします。関心を持つ層を中心に集められれば、少ない費用や労力で成約が得られます。
自社サービスとマッチする個人や法人を中心に集めるには、ポジショニングメディアもおすすめです。ポジショニングメディアなら、競争優位性を持たせて自社サービスに関心を持つ層をピンポイントで集客できます。「掲載サイトをはじめ既に色々な施策を試みたが効果が得られない」、「ニッチな商材で代理店集めに苦労している」、「競合商材との差別化が図りにくい」など、お困りの企業様はぜひポジショニングメディアで競争優位性を確立しましょう。
キャククル運営元の全件本社では、競争優位性を確立するポジショニングメディアづくりを得意としています。自社の強みを発信して、自社サービスとのマッチ度が高い潜在層を集客しませんか。